夏になると増える、虫刺されの悩み。
その中でも蚊に刺されたり耳元で飛び回る蚊はとんでもなく厄介ですよね。
蚊に刺されると赤く腫れ、強烈な痒みを伴います。
蚊に刺された時の正しい対処法って、ご存知ですか?
また、蚊に刺されやすい人、刺されにくい人の違い、
刺されやすくなる原因や体質を紹介します。
蚊に刺されやすい人、刺されにくい人
よく、O型や太っている人、汗かきの人は蚊に刺されやすいと耳にしませんか?
本当なの?と疑問に思う方も少なくないかと思われます。
実際に、蚊に刺されやすい人の原因や体質というものは存在します。
一般的に蚊に刺されやすいと言われている人の特徴として以下が挙げられています。
▷血液型がO型
▷体臭が強い
▷妊娠中の女性
▷赤ちゃん
▷色黒
▷飲酒・喫煙
▷運動直後など汗をかいている
これらの情報は、正しいのでしょうか。
研究の結果によると、具体的に蚊を引き寄せる成分が何かは解明されていません。
血液型による蚊の吸血行動への因果関係は認められていない、という研究者もいますが
一部の研究結果ではO型、B型、AB型、A型の順に蚊に刺されやすいとも言われています。
蚊は常に吸血行動をしているわけではなく、主に花の蜜や樹液を吸って生息しています。
しかしメスの蚊のみが、産卵時に必要な高カロリーの栄養を得るために
人や動物の血液を搾取する事が判明しています。
産卵時の蚊は人や動物の排出する二酸化炭素・体温・汗に含まれる
アセトンや乳酸などの揮発性物質に反応して吸血の対象を決めています。
運動直後の汗をかいている人・太っている人・妊婦・飲酒した人、
体温の高い赤ちゃんや飲酒後の人は
蚊に刺されやすい体質であると言われているのはこれらが原因とされています。
また、蚊は2色しか見えておらず、濃い色のものを好む性質があり
黒い服を着ている人や色黒の人に酔っていく傾向があります。
また、化粧や香水に含まれる化学成分が蚊を引き寄せる種類のものがあるとも言われています。
蚊に刺された時の正しい対処法とは?
蚊に刺されてしまったら、とてつもない痒みに襲われます。
掻きむしってしまって血が出てきたり、
痒みで眠りにつけない!なんて経験のある人は多いです。
蚊に刺された時に痒みが起こるのは、蚊が血を吸う時の唾液に反応し
ヒスタミン等の化学物質が分泌されることで神経細胞を刺激していることが原因。
蚊に刺された部分をかきむしってしまうとかさぶたができて色素沈着の原因になったり
深刻な皮膚炎を引き起こしてしまう可能性があります。
まずはかきむしらないようにすることが大切です。
痒みを抑える
そんなこといっても、痒いもんは、痒い!
無意識のうちにもかきむしってしまいますよね。
子供の頃に、バッテン印を爪でつけると痒くなよ!
なんて教えられませんでしたか?実は、あれって効果がないんです。
爪で刺激することで痒み<痛みになり痒くなくなる、という理由だそうですが
実際には痛みが治まるころに痒みがぶり返してしまうのです。
そこで、正しい痒みを抑える方法を紹介します。
アルカリ性の石鹸などで患部を洗う
蚊にさされた部分をアルカリ性の石鹸で洗う、というものです。
蚊が血を吸う時に血液の凝固を防ぐために注入する唾液が酸性なので
アルカリ性のもので中和する、というものです。
アロエを塗る
アロエにはかゆみや痛みを抑える消炎作用や殺菌作用があるだけでなく
アロエチンという成分が毒素を中和する作用があります。
アロエをすりおろしたものをガーゼに塗って貼り付ける事で効果が期待できます。
ライムやレモンの果汁を塗る
ライムやレモンに含まれるクエン酸には痒みを和らげる効果があります。
更に、傷口を小さくして止血するのにも効果があるとされています。
塩を軽くもみこむ
塩による浸透圧で蚊が出した液体が排出されるそうです。
5回ほど塩を指につけてもみこみ、塩が軽く払って落とします。
排出されることで痒みがぶり返すこともありません。
氷で冷やす
保冷材や氷、ジュースの缶や湿布でも効果があるとされています。
皮膚の感覚を麻痺させて痒みを抑えるもので、
ふとした時に痒みがぶり返してしまう可能性がありますので
どうしても一瞬おさえたい!という場合にのみ適応できますね。
患部に空気をふれさせない
空気に触れると痒みを感じるので、
絆創膏やセロパンテープをすぐに貼って空気にふれないようにします。
30分ほど放置すると痒みはなくなりますので剥がしてもOK。
刺された箇所も小さくなります。
蚊に刺されないために
いかがでしたか?蚊に刺された時の対処法を紹介しましたが
実は知らなかった!なんて方法もあったかと思われます。
蚊に刺された時にはぜひ参考にしてみてください。
そしてなにより重要なのが、蚊に刺されないようにすることです。
蚊に刺されにくくするためには、
▷汗をこまめにふき、体を清潔に保つ
▷虫よけスプレーは汗をかくとおちてしまい、5時間程度しか持続しません。
こまめに塗りなおしたり洋服につけることで効果が持続します。
▷黒や色の濃い服装を避ける
▷扇風機をつける
蚊は時速2.4キロメートルとかなり飛行能力が低いため、
扇風機で寄せ付けないようにすることが可能です。
以上の方法で、蚊に刺されない快適な生活を手に入れましょう。
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