乗り物酔い「しやすい人」の特徴や原因となる食べ物は?~乗り物酔いの治し方や対策~

長期休暇や連休などの行楽シーズンは遠出の機会が多く、乗り物に乗る回数も増えます。

そこで心配なのが乗り物酔いですよね。

少し乗り物にのっただけでも気分が悪くなってしまう、という方から

短距離は大丈夫だけど長距離になると気分が悪くなる、という方まで様々です。

乗り物酔いしやすい人としにくい人の違いって何でしょうか?

また、なにが原因で乗り物酔いが引き起こされるのか、

どうすれば軽減・改善できるのでしょうか。

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乗り物酔いのメカニズム

乗り物酔いは、人間の耳の中にあるカタツムリのような形をした

「三半規管」と呼ばれる平行官官をつかさどる器官が大きく関係しています。

乗り物の加速や振動によって三半規管が刺激され、

自律神経のバランスが崩れる事で乗り物酔いの症状が引き起こされます。

頭の位置や目から入る情報がズレて混乱すると乗り物酔いが起こります。

車の助手席で地図やテレビ、携帯を見ていると酔いやすいのも、

カーブやブレーキによる動きなど、内耳でとらえた頭の位置情報と

手元を見つめている目から入る情報にズレがあるからです。

情報のズレは脳に伝えられ、大脳辺縁系の扁桃体という部分で

その情報が心地よいものか、不快なものかの判断がされます。

不快という脳の判断によって、脳の視床下部が反応し、

自律神経が刺激されて視床下部から脳の下垂体に指令が出され、

不快なストレスに対抗するために、ストレスホルモンが分泌されます。

視床下部の反応とストレスホルモンの刺激によって、自律神経が異常に興奮し

血圧の上下や胃の不規則な動きなど、さまざまな乗り物酔いの症状が出てきます。

乗り物酔いの主な症状としては

▷大量の冷や汗がでる

▷顔面蒼白、皮膚温が低下する

▷胃のムカつき、酷くなると嘔吐

▷頭痛

などが挙げられます。

乗り物酔いは平衡感覚が未熟な乳幼児には少なく、

平衡感覚の発達が始まる小児に多くみられます。

大人になっても乗り物酔いが治らない人は乗り物に対する経験が不足していたり

ホルモンなどの根本的な体質が原因の場合もあります。

乗り物酔いの原因

▷乗り物の加速や振動

▷不安やストレス

▷視覚・嗅覚の刺激

乗り物酔いを引き起こす要因として、以上の3つが挙げられます。

電車や船に多いのが、進行方向に背を向けて座ったことによって

加速の影響を受けてしまいで気分が悪くなることです。

揺れの少ない場所を選ぶことも重要です。

車の場合、タイヤの上にあたる場所は揺れやすいので避けましょう。

次に、精神的な原因によって引き起こされる乗り物酔いです。

過去に気分が悪くなってしまった経験などからくる不安やストレスで

更に乗り物酔いを引き起こしてしまうケースがあります。

周りの人とおしゃべりをしたり好きな音楽をきいてリラックスすることが重要です。

また、睡眠不足や疲れがたまっている状態では自律神経が乱れやすいので

乗り物酔いを引き起こす可能性が高まります。

また、空腹や満腹の状態も良くありません。

最後に視覚と聴覚の刺激です。

スマホや携帯を触っていたり本や雑誌を読む行為は乗り物酔いを引き起こしやすいです。

サングラスをかけたり遠くを眺めるなどして目からはいってくる刺激を減らしましょう。

また、匂いのキツイ芳香剤や香水を避け、新鮮な空気をとるようにしましょう。

どうしてもにおいを避ける事ができない場合は、マスクをするなどで対処しましょう。

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病気のサインの可能性とは??

昔は乗り物酔いとは無縁だったのに、最近やたら乗り物酔いをしてしまう、

という方は注意が必要です。

疲れやストレスが溜まっている他に、

脳や耳の病気のサインである可能性があります。

自分では気づいていないめまいの症状がある状態で乗り物に乗ると

乗り物酔いを引き起こしてしまう事があります。

普段からめまいの症状がある方は乗り物酔いに注意が必要です。

めまいと乗り物酔いが続く場合は病院での診察が必要な場合があります。

しかし、乗り物酔いのみが病気のサインというわけではありません。

他にもおかしいな、あれ?と思う症状が必ず出ますので

単に乗り物酔いをしてしまったからといって病気を疑う必要はありません。

乗り物酔いになった時の対処法

乗り物酔いへの不安がある時は、

あらかじめ乗り物酔いの酔い止め薬を服用するようにしましょう。

乗る乗り物によって効果的なものがありますので

用途によって使い分けましょう。

他にも手首の内側にある「内関」のツボは乗り物酔いに効果があります。

刺激する手の反対の手の親指で手の内側、

手首から人示唆し指から薬指の3本分置いた手首の真ん中の位置にあります。

また、耳たぶの裏から下にかけて耳をつまんで刺激したり

車の場合動きに体を合わせる事で軽減されたという経験談もあります。

また、甘くないミントの飴やガムを噛むことですっきりして酔いにくくなるそうです。

中でも一番重要なのは

乗り物内の空気と、絶対に乗り物酔いをしないぞ!という不安を軽減させることです。

乗り物酔いは慣れで治る事もありますので、

対処法や対策法を実践してだんだんと体に慣らしていくことで

軽減されたり、その経験が元になって不安が解消されます。

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