まれに鼻血が出た事がないという方を耳にしますが、
ほとんどの人が鼻血が出た経験があるかと思います。
あなたは本当に正しい止め方をしていますか?
一歩間違うと大変な事になってしまう可能性があります。
また、何度も出る場合は何かの病気のサインかもしれません。
鼻血が出る原因はいろいろある!
鼻を打ったり、鼻をほじって爪で傷つけたり、
お風呂でのぼせてしまって鼻血が出た、なんて経験ありますよね。
鼻血はほとんどが小鼻の内側にある鼻中隔(びちゅうかく)の
キーゼルバッハという個所から出ています。
ここは微細な毛細血管がはりめぐされていて、ちょっとした衝撃ですぐに傷つき
破けてしまって鼻血が出てしまいます。
主な原因としては、
・鼻のいじりすぎやかみすぎ
アレルギー性鼻炎や風邪が原因で頻繁に鼻をかんでいたり、
ゴミを取るために指などを指してほじることで毛細血管が傷つく事によって出る
・血圧の上昇やのぼせ
血圧の上昇やのぼせで毛細血管が膨張して破裂することで出る
・刺激物の取りすぎ
チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出ると聞いたことがありせんか?
これはチョコレートに含まれるカフェインが血管を膨張させ、
弱い花の毛細血管が破けてしまう為です。
またカフェインが含まれている他の食べ物や飲み物でも同じです。
・病気
なんらかの病気が原因で鼻血が出やすくなっている可能性があります。
病気が原因の鼻血って?
直接的な刺激の他にもがんや繊維腫が原因で鼻血が出る事や
高血圧や動脈硬化などが原因で鼻腔の奥にある粘膜から鼻血が出る事があります。
キーゼルバッハ部位意外から出る鼻血には
一度出ると止まりにくかったり、何の刺激も与えていないのに出るという特徴があります。
鼻血の出方によってはある重大な病気のサインになっている事もありうるのです。
「なかなか止まりにくい鼻血が頻繁に出る」など
心あたりがある場合は、病院で一度診察を受けてみてください。
鼻血の間違った止め方とは!?
鼻血が出た時、間違った方法で止めていませんか?
鼻血を止めようと、上を向いて首の後ろを叩いたりしていませんか?
鼻血の止め方として上を向け!と耳にしたことはありませんか?
実はこの方法、やってはいけない対処法なんです。
上を向くと鼻血が鼻から口へ逆流する事で気分が悪くなることがあります。
また首の後ろを叩くのは全く鼻血には無意味であり、
専門的な技術をもった人間以外が首を叩く行為は危険です。
一歩間違うと大事な部分を傷つけてしまう可能性があります。
またティッシュを鼻に詰める方法は、正しく行わないと逆に止まりにくくなったりしてしまいます。
鼻血の正しい止め方とは?
では、鼻血が出た時はどうやって止めるのが正しいのでしょうか?
鍵は「考える人のポーズ」にあります。
鼻血が出た時は目の間、鼻の骨のすぐ上のくぼみをおさえて
若干うつむくような体勢をとります。
考える人のようなポーズで鼻血が止まるまで安静にします。
また、止まりにくい場合や早く止めたい場合には
氷や保冷材をタオルに包んで抑えているあたりに当てることで
血管を収縮させる事で鼻血が止まりやすくなります。
また、鼻にティッシュを詰めるより、鼻の外で血を受ける方が
ティッシュを外した時に再び傷口に影響しにくいです。
どうしてもティッシュを詰める際には、
大きすぎないサイズで頻繁に取り換えないようにしましょう。
殺菌されている脱脂綿を鼻の奥、キーゼルバッハ部位に詰めるとより効果的です。
鼻血が出やすい体質って?
中には、鼻血が出やすい体質、という人がいます。
そういった人は元々鼻の粘膜が弱かったり、
花粉症やアレルギー性鼻炎の人は鼻の粘膜が弱りやすく、鼻血が出やすいです。
また、あまり知られていませんが生まれつき鼻中隔(びちゅうかく)が曲がっている
「鼻中隔湾曲症」の人は、鼻づまりが起こりやすく、鼻血が出やすい人が多いです。
耳鼻咽喉科で適切な治療を受ければ鼻血が出にくくなる事がありますので
一度耳鼻咽喉科を受診してみてください。
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