にんにく(ニンニク)を食べると体に良いってホント?癌(がん)予防にも効果あり?効能と気を付ける点とは!

よく、ニンニクは身体にいいから!と聞きますが

どう体に良くて、どのように食べれば良いのかご存知ですか?

また、間違った食べ方をすると危険とも言われています。

そこで本当にニンニクは体に良いのか、

どのようにして食べると体に良いのか、

間違った食べ方とはどのような食べ方かを解説します。

【スポンサードリンク】

ニンニクが体に良いと言われるワケ

ニンニクに含まれる栄養素

ニンニクやタマネギのような食材は、地中で育つ球根の一種で

鱗茎(りんけい)と呼ばれ、栄養が豊富に含まれていると言われています。

実際に調理して口にしているのは根ではなく葉の変形した部分です。

ニンニクにはビタミンB1アリインという成分が多く含まれており、

その他にもエネルギー量や脂質も他の野菜に比べて小さな粒の中に

多く含まれていると言えます。

ビタミンB1は疲労回復に欠かせない成分です。

アリインは細胞の中にあり、刻んだりつぶしたりすることで細胞が壊れ、

アリイナーゼという酵素と出会って反応し、「アリシン」という化合物に変化します。

アリシンは強い匂いを持ち、ニンニク独特のあの強烈な匂いの原因と言われています。

アリシンは強力な殺菌作用と、ビタミンB1の吸収を助ける作用があり、

他にもタンパク質の消化や胃液の分泌、発汗などの代謝作用を促します。

また、ニンニクに含まれるビタミンB1はアリシンと体内で結合することで

活性持続型ビタミンの「ニンニクB1(アリチアミン)」に変化し

疲労回復、末梢神経を正常に保つ働きを強くします。

生活習慣病への効能・効果

アリシンとビタミンB1を兼ね備えることでニンニクは疲労回復や

滋養強壮に効果があり一般的に「スタミナがつく」と言われています。

また、その他にも

「脂質異常症」「高血圧症」「ガン予防」に効果があるといわれています。

脂質異常症とは血液中の脂質が多い状態で、

俗にコレステロールや中性脂肪が多い事です。

また高血圧症とは血管を流れる血液の圧力が強い状態が続く事で一般的に

上の数値(収縮期血圧)が「130mmHg以上」

下の数値(拡張期血圧)が「85mmHg以上」

とされています。

ニンニクには血中コレステロール・中性脂肪・収縮時血圧

数値の上昇が抑えられる事が確認されており、

生活習慣病の予防効果があるとされています。

ガン予防・抑制効果

ニンニクにはまた、ガンの予防・抑制効果があるとも言われています。

ガン予防・抑制の仕組みは主に3つあります。

1.発がん性物質を代謝・解毒することで無害化・体外へ排出

2.ガン細胞化した細胞を死滅させることでガン細胞の増殖を阻止

3.免疫機能を強化して、発がん性物質・ガン細胞の排除を促進

これら3つの条件を満たしていればガン予防・抑制に効果があると言われています。

では、ニンニクは本当にガン予防・抑制に効果があるのでしょうか。

3つの条件を元に見ていきましょう。

1.発がん性物質を代謝・解毒することで無害化・体外へ排出

ニンニクに含まれる硫黄化合物は肝臓の解毒機能を活性化し、

発がん性物質自体の解毒および、発がん性物質の活性化を抑制することで

発がん性物質を無害し、ガンを予防します。

ニンニクの成分が肝臓の解毒酵素を誘導し活性化する事で行われますが

詳細なメカニズムはまだ解明されていません。

しかし、ニンニクに含まれるビタミンEやポリフェノール類、

硫黄化合物などの抗酸化作用を持つといわれている成分は、

発がん性物質を活性化させると言われている活性酸素を除去することで

ガン細胞の発生を抑制していると、考えられています。

2.ガン細胞化した細胞を死滅させることでガン細胞の増殖を阻止

細胞には分裂を行うための細胞周期をいうものがあります。

細胞分裂の周期それぞれにDNAの損傷がないかチェックされ、損傷があった場合

修復したり死滅したりさせるという細胞のガン化を防ぐシステムがありますが

何らかの原因でそのシステムが効かなくなり、ガン細胞化してしまいます。

ニンニクに含まれる成分であるアリルスルフィド類には、

このがん細胞化した細胞の分裂を停止され、死滅誘導をさせる効能があると

実験で確認されており、ガン細胞の増殖を防ぐことができるとされています。

しかし、範囲や仕組みが明確になっておらずニンニクを使った実用的な利用は実験段階にあります。

3.免疫機能を強化して、発がん性物質・ガン細胞の排除を促進

人間の体にはガン細胞を排除する免疫機能が備わっています。

しかしガン細胞によってその機能が損傷したりガン細胞の増殖スピードが速いと

免疫機能を持つ細胞の効力が低下していきます。

ニンニクに含まれる硫黄化合物はこの免疫機能を持つ細胞を

活性化・強化する効能があるとされています。

ニンニクに含まれる免疫細胞を助ける成分は

ニンニクが成熟することで含有量が増えるので

熟成ニンニク抽出液や黒ニンニクが効果的と言われています。

このようにニンニクには解明・実用化はされていないものの

ガンに対して効果的な成分を持つ事が発見されています。

しかし、ニンニクでは抑制することができないガンとして

乳がん・肺がんが挙げられています。

対して胃がん・大腸がんには多くの実験結果で有効性が示唆され、

今後の期待が高まっています。

【スポンサードリンク】

ニンニクを食べる際、注意する点とは?

ニンニクにはたくさんの良い効果がありますが

逆に気を付けなければいけない点があります。

皆さんは、ニンニクを食べてお腹の調子が悪くなった事はありませんか?

調子が悪くなるその多くは生ニンニクを大量に食べた事によるものです。

生ニンニクは「アリシン」の作用が強く、

胃の粘膜や喉・食堂・腸にも悪影響を及ぼす可能性があります。

胃腸が弱い人は特に、生ニンニクによる作用で胃が荒れてしまうようです。

食べ過ぎると溶血作用が働きすぎて赤血球が減り、貧血や肌荒れの原因にもなってしまいます。

ニンニクの正しい摂取方法・量とは

体に良いとされるニンニクですが、

大量の摂取や生での摂取はかえって体に悪影響を及ぼす事があります。

ニンニクは生で1日1欠片加熱したもので3欠片

理想的とされていますので大量に摂取したからといって

効果的な作用を多く期待できるということはありません。

また、空腹時にニンニクのみを摂取する事は避け、

生ではなく加熱したものを選ぶようにしましょう。

【スポンサードリンク】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です