授乳期には「もう妊娠中のように、サウナや温泉を我慢しなくても良いんだ!」と開放的な気持ちになりますよね。
それで、そういった施設を利用して汗をかくことを楽しむ方も多いでしょう。
ですが、ふと気になるのは、こういった汗をかく行為が母乳に良くないのではないか、という点ですね。
では、授乳中のサウナ・半身浴・温泉・岩盤浴等で汗をかく行為は母乳にどう影響するのでしょうか?
授乳期のサウナや温泉はOK?
妊娠中には、サウナや温泉は控えるべきと言われていますね。
その理由は、サウナでは倒れる危険性が高く、また温泉は足元が滑りやすく危険なため。
それから、温泉の泉質によっては妊婦さんに悪影響なものがある可能性もあるためです。
では、授乳中はどうでしょうか?
授乳中のサウナや温泉に関しては、妊娠中ほどの注意は必要ありません。
体調が良ければ、利用して身体を温めたり、リラックス効果を楽しんだりしてみると良いですね。
ただし、サウナに関しては体調が整った状態で利用しないと、危険なこともあります。
育児で疲れ果てているような時は避けて、できるだけ体調が良い時にだけ、利用するようにしましょう。
温泉に関しても、産後1ヶ月間は入浴を避けるべきとされていますので、この時期が過ぎてから利用するようにしてください。
岩盤浴や半身浴に関しても、授乳期中に行うのは悪いことではありません。
育児のストレス発散に、時々気軽に行ってみると良いですね。
授乳期の半身浴で乳腺炎予防!
授乳期に特に多くの女性が悩まされるのが、「乳腺炎」です。
このトラブルを防ぐためには、体調をしっかり整えたり、食生活に気を付ける必要があります。
そして、実はこの乳腺炎を予防するための方法の1つとして挙げられるのが「半身浴」なのです。
半身浴には、身体の血行を促進する効果が期待できます。
母乳というのは血液から作られていますので、血行が良くなることで詰まりが解消されやすくなるのです。
乳腺炎の原因には、冷えや血行不良があると言われています。
これらを解消するために、半身浴は効果的な方法と言えるわけですね。
ただし、サウナや温泉などで過度に熱を与えると、乳腺炎を悪化させることもあります。
特に炎症を起こしたバストを温泉などに浸けると、細菌が侵入したりトラブルを悪化させる恐れがあるので注意しましょう。
授乳期の汗は母乳に影響する?
サウナ・半身浴・温泉・岩盤浴などを行うと、汗をたっぷりとかきますね。
この汗にはデトックス作用があり、普通の時なら身体に良いことではあるのですが、授乳中期の場合は「母乳に影響しないか」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
基本的には、汗はごく自然な、生理的現象ですから、特に問題がないと考えられます。
もちろん、にじんだ汗が赤ちゃんの口に入ってしまったとしても、問題はありません。
ただ、「夏になると乳腺炎になる人が増える」という気がかりな情報があります。
これには諸説あり、はっきりとした原因はまだ解明されていません。
ですが、「汗をたくさんかくことによって母乳が濃縮されるからではないか」という説もあります。
たくさん汗をかくのは母乳にとって悪いことではありませんが、ドロドロの母乳になってしまうのを防ぐために、しっかりと水分を補給していくことが重要ですね。
こういったポイントに気を付けながら、授乳期中も安心してサウナや半身浴、温泉、岩盤浴などを楽しんでみましょう。
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