赤ちゃんが離乳食をはじめると、「成長の一歩を踏み出した」という喜びが湧き出てきますよね。
ですがその一方で、離乳食をはじめた赤ちゃんには、様々なトラブルが起こってくることもあり、心配事も増えてしまいます。
例えば離乳食を大量に吐くという症状。
とても心配ですよね。
では、離乳食を大量に吐く症状は何が原因なのでしょうか?
アレルギーなのか、それとも何か他の病気が原因なのか・・・
そんな症状の原因と対処法について紹介していきます。
赤ちゃんが離乳食を大量に吐くことはある?
産まれたばかりの赤ちゃんは、ミルクや母乳を飲んでもすぐに吐いてしまうことがよくあります。
これは、その大半が赤ちゃんの胃の形状が原因で、特に問題視するほどのことではありません。
ですが、離乳食を吐くとなると、不安になってしまうこともありますよね。
生後半年程度の赤ちゃんであれば、まだミルクや母乳を吐いてしまうこともありますので、同様に離乳食を多少、吐いてしまうケースはあるでしょう。
4ヶ月頃の早めに離乳食を始めた場合は、このような症状も起こりやすいですし、6ヶ月頃でもまだ、吐く子はいます。
8ヶ月、10ヶ月頃になると、こういった吐くという症状も治まってきやすいので、食べ過ぎや胃の形が原因の嘔吐は減ってくるでしょう。
ただ、これが大量に吐くという症状になると、自然な現象とは考えにくいですね。
風邪など何かしらの病気にかかっていて体調が悪かったり、あるいは離乳食の内容に、何かしらの原因があるというケースも考えられます。
特に噴水にように勢いよく吐く場合は注意が必要ですね。
症状をよく見ながら、対処法を考えていきましょう。
赤ちゃんが離乳食を吐く原因はアレルギー?
赤ちゃんが離乳食を吐く原因として、まず考えられるのは食べ過ぎです。
満腹感がよく分かっていない赤ちゃんの場合、欲しがるままに離乳食を与えていると、ついつい食べ過ぎてしまうことがあります。
そして、胃の中に収まりきらない分を嘔吐してしまうという症状が出てくるわけですね。
それから便秘でお腹が張っている場合にも、嘔吐してしまうこともあります。
あとは、風邪やインフルエンザなど、何かしらの病気にかかっているケースですが、この場合は他に咳や発熱などの症状も伴うので分かりやすいでしょう。
さらに、赤ちゃんが離乳食を吐く原因の1つで、特に注意したいのがアレルギーです。
特定の食べ物にアレルギー反応を示す赤ちゃんは珍しくありません。
例えば卵や大豆など、アレルギーの原因になり得る食品を与えた後に激しく嘔吐した場合は、アレルギーを疑い、できるだけ早く病院を受診しましょう。
赤ちゃんが離乳食を吐く時の対処法
赤ちゃんが離乳食を吐く時の対処法として、原因が定かではない場合には、まず食べる量を控えてあげることが大切です。
極端に食べさせないのはダメですが、その子の月齢に応じて適切な量というものがありますので、吐く場合は2/3くらいの量に減らしてみると良いでしょう。
それから、長い間うんちが出ていない場合は、便秘が原因である可能性も考えられますので、綿棒浣腸などで便秘対策をしてあげましょう。
お腹の張りが解消されれば、離乳食も美味しく食べられるようになるでしょう。
また、離乳食期になっても赤ちゃんの胃は大人と同じ形ではありませんので、食後にうつ伏せにしたり、激しい運動をすれば吐いてしまうこともあります。
食後しばらくは、安静にしてあげると良いですね。
風邪などの症状の1つとして嘔吐があった場合は、栄養面のことは気にせず、とにかく水分が不足しないように白湯やお茶などを与えて様子を見ましょう。
それから、特に怖いアレルギーの症状であった場合ですが、疑わしい食品を食べた後に大量嘔吐した場合は、病院でアレルギーの検査を受けておきましょう。
血液検査により原因が特定できれば、今後の離乳食で除去食を行うこともできますね。
こういった症状別、原因別の対処法をしっかり行うことで、離乳食を吐くという困った状況を改善してあげることができるのです。
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