授乳中にはトラブルが起こることが珍しくありません。
例えば授乳中に不安になってしまうトラブルの1つに、「しこり」があります。
授乳していない時であれば、しこりがあると「乳がんでは?」と心配しますよね。
ですが、授乳中だとこれが乳がんなのかどうかの判断も難しく感じられるでしょう。
また、しこりが痛いという場合もあり、これも辛い症状ですよね。
小林麻央は授乳中に乳がんになったので、見分けや判断は難しいです。
そこで、そんな授乳中のしこりの痛み解消法や、乳がんであった場合の症状、その確率などについて紹介していきます。
授乳中のしこりの原因は?
授乳中のしこりですが、これは実は「よく起こるトラブル」の1つです。
そのため、しこりができているからと言ってすぐに乳がんを疑う必要はありません。
この授乳中のしこりが起こる原因は、大半が乳腺の中に詰まった母乳です。
特に心配するようなものではないのですが、それでも対策は必要になります。
なぜなら、これを放置すると乳腺炎という炎症を起こす恐れがあるからです。
しこりは母乳が詰まり始めていることの証。
そして、この母乳の詰まりは炎症を起こす前触れとも考えられます。
乳腺炎を起こして辛い思いをする前に、しっかり対策しておきましょう。
また、万が一の「乳がん」というリスクも忘れず、何をやっても解消されないしこりについては診察を受けてみることも大切です。
授乳中のしこり☆痛い?痛くない?
授乳中のしこりについて、乳腺炎か乳がんかを判断する際に大きなポイントとなるのが、痛いか痛くないかという点です。
一般的に乳腺炎を起こしている場合のしこりは、激しい痛みを伴います。
また、放置すれば熱を持つようになったりといった症状を発症します。
これに対して乳がんの初期症状として起こるしこりは、痛みなしのものが多いのです。
痛くないしこりで、硬さがあり、どう押しても潰れず、皮膚の裏側に貼りついたような症状となっています。
さらに乳房にへこみができたり、引きつりが起こったりしている場合には注意が必要です。
痛みのあるしこりの方が心配に感じられるかもしれませんが、実際には痛いものの方が、「単なる乳腺炎」という症状で済む可能性が高いのですね。
もししこりがあり、痛みを強く感じる場合には、タオルでくるんだ保冷材などで冷やしてあげると効果的です。
それから赤ちゃんに色々な方向から授乳して吸い出してもらうことも有効ですね。
さらに、葛根湯という漢方を飲むと、腫れや痛みを改善することができます。
それでも改善されないという場合には、医師や助産師に相談してみると良いでしょう。
授乳中の乳がんの症状と発症率
小林麻央も授乳中に乳がんになりましたが、
授乳中のしこりが母乳の詰まりなのか乳がんなのかを判断するポイントは、痛み以外にもいくつかあります。
乳がんのしこりの症状というのは、まるで石のようなゴツゴツと硬いものとなっています。
また、乳がんの場合はしこりが起こりやすい場所というものもあります。
それは、乳房の外側上部分。
それから次に、乳房の内側上部分。
このように、乳房の上部分に起こるケースが7割程度を占めていますので、この部分のしこりには十分に注意してください。
ただし、乳がんのしこりについては、触診だけでは分かりにくいものもあります。
不安が大きい場合にはエコーなどによる検査を受けておくと良いでしょう。
ちなみに、授乳中に乳がんを発症する確立なのですが、これは全体の約1%程度と言われています。
つまり、非常に低い確率なのです。
ただし、可能性はゼロではありませんので、不安が大きい場合は早めに解消しておくことも大切ですね。
授乳中のしこりは、むやみに心配する必要はありません。
ですが、逆に「授乳中だから大丈夫」と安心してしまうと、発見が遅れる恐れもあります。
しこりの場所や症状などをよく見極め、信頼できる医師に早めに相談することが大切ですね。
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