しゃっくりというのは、自然な現象として誰もが経験することのあるものですが、あまりにも頻繁に起こると困りますよね。
何か悪い病気なのではないか、なんて疑ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、そんなしゃっくりが頻繁に出る、あるいは多いという日には、様々な原因が考えられるのです。
そこで、そんな困ったしゃっくりが頻繁に出たり、多いという時の原因と、止める方法を紹介していきます。
それから、気になる赤ちゃんや新生児の場合の対処法もチェックしてみましょう。
しゃっくりが多い☆病気の可能性は?
基本的には、稀に起こるしゃっくりは「横隔膜の痙攣」が原因であり、対して気にするほどのものではありません。
ですが、実はこのしゃっくりが、あまりにも止まらない場合には、もしかすると病気の可能性も秘められているのです。
まず1つ目に、消化器系に癌などの異常がある場合。
消化器系に異常があれば、これが横隔膜の神経を刺激してしまうことがあり、止まらないしゃっくりを引き起こすケースがあるのです。
それから次に、脳に病気が隠されている場合。
脳幹にある吃逆中枢が刺激されると、しゃっくりが止まらなくなります。
さらに、気管支喘息や肺炎などの病気になった時にも、末梢神経が刺激されることで、しゃっくりが起こることがあります。
このように、しゃっくりを起こす原因となる病気は、癌や肺炎など、命に関わるものが多いため、早期に発見することが重要です。
数日間も止まらないようなしゃっくりがある場合には、すぐに病院で診てもらうようにしましょう。
しゃっくりが頻繁・多い日の原因は?
しゃっくりが頻繁に出たり、回数が多いという日にもやはり、原因があります。
まず、考えられるのはストレスです。
過度のストレスを継続的に受けた時に、脳の神経が緊張状態になり、長い時だと2日以上も継続してしまうことがあります。
それから、飲酒や喫煙もしゃっくりを起こす原因になります。
よく酔っ払いがヒックヒックとしているシーンをテレビアニメなんかでも見かけますよね。
これは、飲み過ぎで胃が膨張した時などに起こるしゃっくりです。
胃の膨張と言えば、食べ過ぎも挙げられます。
特におしゃべりしながら食べた時には、大量の空気を飲み込んでしまい、しゃっくりが出やすくなります。
しゃっくりが頻繁に出る、多いと感じる時には、これらの原因に思い当たることがないかどうか、思い返してみましょう。
特に知らず知らずのうちに溜めこんでいたストレスが原因になっているというのはよくある話ですので、よく眠ったりリラックスタイムを作るなどして、自分の体から発せられるSOSに応えてあげたいですね。
しゃっくりを止める方法は?
困ったしゃっくりですが、病気が原因ではない限りは、ちょっとした工夫で止めることができます。
例えば、ゆっくりと深呼吸を2~3回繰り返すこと。
この時、長く息を吸い込んだ後で、軽く息を止めてからフーッと吐き出すと、より効果的です。
それから、もう1つよく知られているのが、水を飲むという方法ですね。
水を飲めば血液の中の二酸化炭素濃度が増えます。
その結果、脳が落ち着き、しゃっくりが起こりにくくなると言われています。
効果的な方法としては、下を向き、コップの向こう側から水を飲むという方法です。
この体勢は横隔膜をほぐすのにも良く、効果が実感しやすい方法として知られています。
また、よくしゃっくりを起こす赤ちゃんについても、効果的に止める方法があります。
まだ新生児の赤ちゃんは、ちょっとした温度の変化などでもしゃっくりを出してしまいます。
そんな時には、母乳かミルクを少しだけ吸わせると、すぐに治まるケースが大半です。
それでも治まらない時には、体を温めてあげたり、背中をさすってあげたりといった方法を実践してみましょう。
このように色々な方法を試しても、何日も止まらないしゃっくりがある場合には、病気の疑いもあるということを念頭に置いて、1度受診してみると良いでしょう。
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