歩くことが体に良いというのは、よく知られていますよね。
ですが、ただ歩くのではなく「大股歩き」ということを意識するだけで、驚くべき効果が期待できるとご存じの方は少ないのではないでしょうか?
大股歩きの効果は、なんと低血圧や血糖値、ヒップアップ、さらには腰痛にまで作用するというから驚きですよね!
理学療法トレーニングでも採用されている大股歩きの歩き方をマスターして、ウォーキングの効果を向上させてみましょう。
大股歩きの驚くべき効果とは?
ダイエットのためにウォーキングをしようと、なんとなくダラダラ歩いていませんか?
実はこの方法だと、全く無意味と言っても過言ではありません。
しっかり効果を実感するために大切なのは、大股で正しいフォームで歩くという歩き方です。
ダラダラと歩く方法は、逆に体に負担をかけてしまいますが、大股歩きをすれば美容や健康に様々な効果が期待できます。
まず、大股歩きをすると、上半身と下半身をつなぐ腸腰筋という筋肉を十分に伸ばすことができます。
この筋肉は、インナーマッスルと呼ばれている大切な筋肉で、これが鍛えられると下腹ポッコリなどが改善され、スタイルアップ効果が期待できます。
また、猫背が伸びたり骨盤が上がったりといった効果も期待でき、骨盤が上がることでヒップアップもできてしまうのです。
さらに、腸の動きまで促進されるため、頑固な便秘を解消することにも繋がります。
歩くときにお尻の筋肉をことで、ヒップアップにも効果を発揮します。
お尻に力を入れるとキュッと固くなるお尻の上の方の筋肉を意識してください。
お腹の腹筋も意識し、お腹の筋肉を少し上に引き上げるように引っ込めると、自然と背筋も伸びて、ヒップアップにも効果的な姿勢になります。
また筋肉を鍛えることで、上半身をしっかり支えることができるようになるため、腰にかかる負担が軽減され、腰痛対策にもなります。
このように、大股歩きという歩き方はスタイルアップにも、健康対策にも様々な効果を発揮してくれるのです。
大股歩きが低血圧や血糖値にも効果を発揮!?
大股の歩き方がヒップアップや腰痛対策に役立つというのは納得できるけれど、血液・血管の健康にも効果が期待できるというのは意外な話ですよね。
ですが、実は大股歩きを行っていると、低血圧、血糖値にも嬉しい効果が期待できると考えることができるのです。
大股で、やや早めのピッチで歩いていると、体の血行を良くすることができます。
そのため、低血圧が辛い時にも全身に血液が巡りやすくなりますね。
また、血糖値の改善には有酸素運動や筋トレを適度に取り入れることが効果的と言われています。
大股で早歩きをすると、筋肉を適度に鍛えることができ、同時に有酸素運動をすることもできるので、血糖値の改善にも役立つというわけですね。
ブドウ糖を効率良く消費できるだけでなく、血糖値を下げるためのインスリンというホルモンの効果が高まるため、血糖値が上昇しにくくなります。
このように、大股で早歩きをする方法は、低血圧や血糖値高めの症状が気になる方にも嬉しい効果が期待できるものなのです。
理学療法トレーニングで使われる歩き方
理学療法トレーニングにおいても重要視されているのが、歩き方です。
例えば人工股関節全置換術を行った場合、術後になかなか回復しない筋肉として挙げられるのが、腸腰筋です。
つまり理学療法トレーニングの観点からも、腸腰筋を適度に鍛えることが、術後の回復を早くすると考えられているのです。
大股で歩くという簡単な歩き方の工夫を行うだけでも、腸腰筋を鍛えやすくなります。
この時に大切なのは、しっかりと後ろの足で蹴りだすようにして大股で歩くことです。
こうして股関節をしっかり伸ばしながら歩くことこそが、腸腰筋を鍛える結果になるのです。
ですが、あまりにも意識をし過ぎてしまうと、歩き方がぎこちなくなってしまいます。
良い姿勢で、しっかり蹴りだしながら、早歩きをする。
これを軽く意識しながら歩く習慣を身に着けると、自然に大股歩きができるようになります。
ウォーキングをする際には、こうした「少しの意識」が重要なのですね。
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