韓国から伝わった伝統のお酒、マッコリ。
優れた栄養価を誇り、しかも低カロリーで美容・健康にも嬉しい効果が期待できるということで、多くの女性が興味を抱いていますよね。
実はそんなマッコリには、生マッコリと言われるタイプのものがあります。
では生マッコリは、一般的なマッコリと比較すると、賞味期限や乳酸菌の量、度数、カロリーなどの違いはあるのでしょうか?
そんな気になる生マッコリの正体に迫ります!
生マッコリとは?
そもそも生マッコリとは何なのか、一般的なマッコリとどう違うのか、ということから説明していきましょう。
生マッコリとは、簡単に言えば「本来あるべき姿のマッコリ」と言うことができます。
マッコリというお酒は、お米を主原料として、様々な穀類などに麹を加えて醗酵させ、粗くろ過するという方法で作られています。
この醗酵の過程は、商品化された後にも止まらずに進んでいきます。
ですが、そのまま醗酵が進み過ぎてしまうと、酸味や炭酸が非常に強く、飲みにくいものになってしまいます。
そこで、加熱することにより麹菌を殺してしまうことで、醗酵が進まないようにという手を加えられたものが登場しました。
これと本来の麹菌が生きたままの状態のマッコリを区別するために、麹菌を殺さないものを生マッコリと呼んでいるのですね。
生マッコリの賞味期限・乳酸菌量・度数・カロリー
生マッコリは、加熱殺菌されたマッコリに比べると、賞味期限が長くありません。
なぜなら、醗酵がどんどん進んでしまうことで、酸味や炭酸が強くなり過ぎてしまうためです。
そのため、醗酵を食い止めてあるものに比べると、どうしても日にちが経過すると飲みにくさが増しやすく、賞味期限も短めになってしまうのですね。
ですが、賞味期限内であれば生マッコリは、1度飲んでから冷蔵庫で1~2週間寝かし、飲んでみると違った味わいを楽しむこともできます。
これが生マッコリならではの魅力と考える方も少なくありません。
醗酵・熟成の過程がどんどん進んでいるため、同じ生マッコリでも違った味わいを楽しめてしまうのですね。
ただし、常温で保存してしまうと醗酵が進み過ぎ、賞味期限内であっても飲めないほど酸味が強くなるので注意してください。
生マッコリは、乳酸菌量という点で比較すると、加熱されたものよりも多く、整腸作用に優れていると言えます。
乳酸菌は熱にも弱いデリケートな菌ですので、生マッコリからの方が効率よく摂取できるのですね。
生マッコリとマッコリの度数やカロリーについては、大きな違いはありません。
一般的なマッコリと同じくらい酔いますし、カロリーも高くなるわけではありませんので、ダイエット中でも安心して楽しむことができます。
つまり生マッコリとマッコリの大きな違いは、賞味期限の長さと風味の変化、そして乳酸菌の量、ということになりますね。
生マッコリの美容・健康への効果・効能
マッコリと言えば美容・健康に優れた効果・効能が期待できると言われていますね。
では生マッコリとマッコリでは、そんな効果・効能にも違いがあるのかどうか、気になるところです。
これについては、やはり生マッコリの方が生きた乳酸菌や麹菌、熱に弱い様々な栄養素もそのままの形で含まれているため、美容や健康にも優れた効果が期待できると考えられます。
マッコリというお酒には、お米由来のアミノ酸やビタミンB群、乳酸菌などの様々な栄養素が含まれています。
これらは美肌作りや疲労回復、腸内環境改善など、美容や健康を支えるために大変役立つ栄養素です。
ですが、加熱により損なわれてしまうものもありますので、できるだけ生の状態で摂取した方が効率的であると言えます。
その点、生マッコリは熱が加えられていない分、マッコリが持つ栄養をそのまましっかり摂り入れることができるのです。
より美容・健康に効果的な飲み方をしたいのなら、生マッコリを選ぶのが正解と言えますね。
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