赤ちゃんって泣かせた方がいい?泣かせた方が肺が強くなる?~泣かせたまま家事をするのはありなのか~

赤ちゃんは泣かせた方がいい、なんて話を耳にしたことがある方は、少なくないでしょう。

泣かせた方が肺が強くなるといった説もありますし、泣く度に抱っこしていると「抱き癖が付く」なんてことも言われていますよね。

では、赤ちゃんは泣かせた方が良いのでしょうか?

泣かせたままで家事をするのは、本当に良いことなのでしょうか?

やっぱり泣いている赤ちゃんを放っておくのは、親として心苦しいものです。

そこで、そんな不安や疑問を解決すべく、赤ちゃんが泣いた時の理想的な対処法について紹介していきます。

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赤ちゃんは泣かせた方が良い?

赤ちゃんは泣かせた方が良いかどうか、というと、これには様々な意見があります。

「泣くのは赤ちゃんの仕事だから当たり前」「泣くのは元気な証拠」と捉える方も多いですね。

確かに赤ちゃんが元気な声で泣くのは、赤ちゃんが健康な証拠とも言えます。

そして、これはある意味、赤ちゃんにとっての運動のようなものでもあり、少し泣く度に神経質になって泣き止ませようとする必要はないと言えるでしょう。

あまりにも神経質に「泣かせてはならない」と考えるのは、赤ちゃんを育てる父親・母親にとっても大きなストレスになります。

そのため、もっと気楽な気持ちで子育てができるようにという意味を込めて「赤ちゃんは泣くのが仕事」などということが言われているのです。

もちろん、泣くことは赤ちゃんにとって自然なことですので、多少は泣かせた方が良いでしょう。

ですが、泣いているのに一切関わらなくても良い、というのは少し、違いますね。

赤ちゃんは泣くと肺が強くなる?

赤ちゃんは泣くと肺が強くなるという説もあり、これを信じて赤ちゃんを泣きっぱなしで放置してしまう方もいらっしゃいます。

ですが、これは本当なのでしょうか?

実は、赤ちゃんが泣くことと肺が強くなることの関係については、医学的な根拠はないと言われています。

この説に関しては、昔の人が多忙であったために、赤ちゃんが泣いていても、すぐに抱っこすることができず、その気持ちを慰める意味でプラス思考に考えられたのだと言われています。

現代の多忙なママにとっても、確かに慰めにはなりますね。

ただし、だからと言って長時間、泣かせたままにしておくことは、肺に良い影響があるとは言えないばかりか、実は赤ちゃんの体にも良くない影響がある恐れも分かってきています。

まだ新生児の頃の赤ちゃんは、長時間内続けると、血流に大きな変動が生まれます。

その結果、脳内の酸素濃度まで低下してしまい、脳出血のリスクも生じてしまうのです。

しかも、酸素濃度が低下した血液が大循環に大きく流れ込む結果、心臓にも負担をかけてしまう恐れがあると言われています。

もちろん、長時間泣いているからと言って、必ずしも命に関わるとは言い切れませんので、そこまで神経質になる必要はありません。

ですが、余裕のある時はできるだけ抱っこしたり、あやしたりしてあげるようにしたいですね。

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赤ちゃんを泣かせたまま家事をして良い?

赤ちゃんを泣かせた方が良いという節や、赤ちゃんは泣くと肺が強くなるといった説が否定されたところで、では家事をしている時に激しく泣きだしたらどうすれば良いのでしょうか?

泣かせたままで家事をするのはありなのか、と疑問が浮かんできますね。

確かに家事も、それなりに行わなければ家族が困ることになるので、これは外せない理由になります。

そのため、ある程度は泣いていても、「運動しているのね。」「泣いてもっとお腹を減らしてからミルクをあげよう。」と考えることができます。

ですが、赤ちゃんが泣いているということは、泣くことしか表現する手段のない赤ちゃんが、何かを訴えているということでもあります。

「お腹が空いた」「眠い」「寂しい」「不安」「寒い」「暑い」など、そこには様々な理由があります。

その気持ちを無視して家事だけに没頭してしまうのでは、赤ちゃんは自分が、「表現するのが下手な子」と思い込んでしまい、自信を喪失してしまいます。

これはサイレントベビーの始まりにもなるのです。

忙しい中でも、泣いている赤ちゃんを合間に抱っこしたり、「どうしたの?」と声をかけるなど、少しでも関わってあげるようにしましょう。

あるいは、おんぶ紐などでおんぶをしながら家事をすれば、泣き止み、落ち着いてくれる赤ちゃんも多いですね。

こういった工夫をしながら泣く赤ちゃんときちんと関わってあげることで、大切な情緒が育まれていくのです。

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