はじめに
ニューヨークのマンハッタンの真下へ1キロ、ブルックリンへ行く途中にガバナーズ島という小さな島があります。
マンハッタンからのアクセスが非常に簡単で、大都会のすぐそばなのに自然でいっぱいの別世界、なのに周りを見渡せばウォール街のビル群、自由の女神、ブルックリン橋など人気の観光スポットがすべて目に入り非常に美しい景観があります。
地元の人たちには週末の観光スポットとして人気ですが、観光客にはまだあまり知られていません。
まだまだ隠れ観光スポットな理由
この島があまり知られていない理由は観光地化されたのがまだ最近だということがあります。
自由の女神やセントラルパークのように観光地としての長い歴史もなく、観光ガイドでも大きく紹介されていません。
この島は1966年までアメリカ陸軍の駐屯地として使われ1996年まではアメリカ沿岸警備隊に使われ、居住も禁止の島のためその後は数年使われることなく忘れられた島となっていましたが、2003年よりニューヨーク市の所有となり、観光地化が始まりました。
現在は5月から9月の間だけ観光地として解放され、道路は繋がっていないので船のみで行くことが可能となっています。
ガバナーズ島観光
では実際にガバナーズ島に行って来ました。
船でマンハッタンのスタテン島に行くフェリーを通り過ぎて左の方に行くともう1つのフェリーのりばがあり、ここから往復2ドルのチケットを買って10分ほどで島へ行くことができます。
島は自然がいっぱいで美しく、とても10分前までビル群のマンハッタンの中にいたとは思えません。
そしてここから見えるマンハッタンのビル群は絶景です。
周りを見渡せば自由の女神、マンハッタン橋やブルックリン橋も見えます。
スパ(日本の温泉のようなもの)も建設中で近々開設されるようです。
かつて要塞であったウィリアムズ城、牢獄としても使われていたらしく、その雰囲気がでています。
この日は野外音楽イベントが開催されていて巨大ステージが作られていました。
こちらも最近建設されたスポット、高い丘になっていてここの頂上に登ると島全体および島の周辺が見渡せます。
この滑り台はニューヨークで一番長いすべり台として有名だとか。
島はこの日は観光客で賑わってましたが、ユダヤ人の方が特に多かったです。
ニューヨークにはユダヤ人の方がたくさん住んでいますが、大体はかたまって住んでいてこのようにかたまっているエリア以外で見るというのは珍しいです。
何か島と繋がりがあるのでしょうか?
島の各所には民家や学校、教会がありますが、この島は居住禁止なので使われていないと思われます。
空を見ると電線やアンテナなどもないんですね。
ドアなども開けっ放しで人が簡単に入れてしまうのですが。
しかし廃墟という感じではなく整備されているので一時的に仕事に来る人のための宿泊施設などに利用されているのかもしれません。
ウィリアムズ城と並んでナショナル・モニュメントに指定されているジェイ砦、上から見ると五芒星の形をしています。
日本の五稜郭を思い出します。
島にレストラン島はありませんが、フードトラックがたくさんいます。
値段はちょっと割高になっていて、相場は8ドルぐらいのものが10ドルぐらいします。
暑いので何か飲み物をとメキシカン系のお店で聞いたことのない冷たそうな飲み物を買ってみました。
氷にシロップをかけてかき氷かと思ったら蓋をしてストローをさしてくれました。
少しずつ溶けるので適度に飲んで体温を下げながら観光を楽しめました。
まとめ
島を一周して1時間半ほどでした。
自転車でのサイクリングも楽しめますが、途中に面白い建物が沢山あるので私は歩く方が好きです。
船に乗るということで遠出のイメージがありますが、実際は2時間〜3時間もあれば十分楽しめます。
船はマンハッタン側とブルックリン側からでていて、ブルックリン側からのほうが若い野外イベントを楽しみに来ている人がたくさんいました。
この船が週末は島から帰る船は7時に最終便なのですが、マンハッタンからの最終便である5時半時の船でくる人たちもいて、そこからイベントに参加するということは徹夜でイベントを楽しむということなのでしょう。
このような野外イベントに参加する際はイベントのチケットなどある程度の準備は必要でしょうが、散歩ぐらいのつもりでも軽く行けてしまうおすすめスポットです。
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