水溶き片栗粉とは?分量、水の割合、代用できるかなど作り方のコツをわかりやすく解説♪

特に中華料理によく用いられ、時に日本料理でも使用される水溶き片栗粉。

とろみを付けることができる便利なものですが、具体的にはどのようにして作れば良いのか、悩んでしまう方もいますよね。

水溶き片栗粉は、分量、水の割合などが意外と難しく、ちょっと間違えるととろみをうまく付けられなかったりするものなのです。

そこで、そんな水溶き片栗粉の作り方のコツや、もし片栗粉を切らしていた場合に代用できるかなど、気になる点についてチェックしていきましょう。

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水溶き片栗粉とは?

そもそも水溶き片栗粉とは何なのかというと、これは片栗粉に水を加えて溶かしたものですね。

片栗粉というのは、ユリ科の「カタクリ」の根茎から作られる粉のことを言います。

ただし、現代ではより安定的に手に入る馬鈴薯でんぷんから作られているものが大半です。

これらは性質が似ており、でんぷんが豊富に含まれています。

でんぷんというのは、水を加えて加熱することにより糊状の「デキストリン」というものに変化します。

そのため、片栗粉を水で溶いた水溶き片栗粉を料理に加え、加熱することで、中華料理やあんかけにあるような「とろみ」を付けることができるというわけです。

つまり水溶き片栗粉とは、料理にとろみを付けるために用いられるもの、ということですね。

水溶き片栗粉の分量や水の割合は?

次に気になる水溶き片栗粉の作り方ですが、分量や水の割合を間違えると、とろみのあるお料理が大失敗に終わる恐れもあるので要注意です。

まず分量ですが、基本的には適量と記載されているレシピが多いですね。

水溶き片栗粉は、少しずつ加えてとろみの様子を見ながら足していくのが正解です。

ただし、煮詰めていかないととろみが感じられにくいので、加えてすぐに「とろみが足りない」と判断してさらに足してしまうと、かえってダマになったり固まり過ぎたりして、失敗する恐れがあります。

少し加えて煮詰めてみて、それでも緩いようなら少し足す、というのを繰り返しながら分量を決めましょう。

続いて水と片栗粉の割合ですが、失敗しにくい基本の割合は、片栗粉1:水2になります。

大さじ1の片栗粉なら、大さじ2の水ということになりますね。

この割合で、まずは片栗粉と水をよくかき混ぜます。

混ぜないと片栗粉はすぐに沈殿してしまい、水で溶いた意味が無くなってしまいます。

理想的なのは、調理に使用する30分ほど前に水で溶いておくというコツを利用した方法です。

こうしておくことで、水が片栗粉に浸透して、ダマになりにくくなります。

それから、使用する際には再びよくかき混ぜながら加えていきます。

素早く加え、素早く料理を混ぜて全体に馴染ませながら煮立てましょう。

とにかく「素早く」行うことがコツで、ゆっくりしているとダマになることもあるので要注意です。

また、水溶き片栗粉を加えたら、その後には必ず煮立てること。

これも重要なポイントです。

しっかり煮立てないととろみが付きませんので、煮立てて適度なとろみが付いたところで火を止めましょう。

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水溶き片栗粉を代用するなら?

水溶き片栗粉が必要な料理を作っているのに、仕上げに水溶き片栗粉を作ろうとすると、片栗粉を切らしてしまっていた・・・

そんなこともありますよね。

そこで水溶き片栗粉の代用に使えるものをチェックしてみましょう。

まず代表的なのは小麦粉です。

小麦粉にもでんぷんが含まれていますので、水1:小麦粉1の割合で溶かして使うことができます。

ただし焦げ付きやすいので、よく混ぜながら使用してください。

次にコーンスターチも、代用が可能です。

コーンスターチと言えば、お菓子作りによく用いられるものなので、お菓子を作る家庭には置いてあるケースも多いでしょう。

こちらも1:1の割合で水に溶いて使用することができます。

少々、独特の風味があるので、味の薄い料理には不向きです。

それからくず粉も、代用できる食材の1つです。

片栗粉同様に使える便利なアイテムではありますが、冷えると固まりやすいので、食べる直前の調理に使用するなど、工夫は必要ですね。

このように、片栗粉とは少々使い勝手に違いがあるものの、代用可能な食品はあります。

それぞれの特性を理解し、上手に使うことができれば、片栗粉を切らしている時でも、お料理にとろみを付けておいしく完成させることができるでしょう。

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