牡蠣を食べて食中毒になった、胃痛・腹痛・下痢になったなどという話を聞いたことがありませんか?
ではその原因を調べていきたいと思います。
牡蠣には何が含まれている?
牡蠣は非常に栄養その高い食材でビタミンE、ビタミンB、タウリンなど多くのミネラルを含んでいます。
特に亜鉛が含まれる量は食物の中でも飛び抜けており、牡蠣100グラムに含まれる亜鉛は約13.2mgです。
つまり牡蠣一個のサイズが15グラムだとすると、亜鉛が約2mg含まれるということになります。
痛風との関係
牡蠣を食べると痛風になるという説もありますが、これは牡蠣に多く含まれる栄養素の1つ、プリン体に原因があります。
プリン体は痛風を悪化させる原因となり、痛風の際には牡蠣は相性が最悪の食品となってしまいます。
亜鉛が体に害になる量とは?
体質や体重により個人差は変わってきますが、厚生労働省が発表している人間の亜鉛摂取量の上限は男性が30mg、女性が15mgです。
とはいえこれより少し取りすぎるぐらい、例えば男性なら50mgぐらいまでなら大丈夫だろうとは言われています。
つまり個数にして男性約25個、女性約13個ほどということでしょうか。
結構な量ですが、本当に食べるのが絶対不可能な量ではないですね。
とはいえ亜鉛が原因になる以前にお腹を壊しそうですが。
亜鉛を取りすぎるとどうなるのか?
体内ではミネラルである鉄・銅・亜鉛が微妙なバランスで均衡保っています。
亜鉛が多すぎると銅、鉄の量が足りないということになります。
亜鉛を取りすぎると善玉コレステロールの血中濃度が低くなり、悪玉コレステロールが濃くなります。
それは胃腸障害、腎機能障害などの原因となり、めまい、下痢、吐き気を引き起こします。
逆に亜鉛が少なく、銅、鉄の量が体内に多い場合も免疫力の低下、下痢、貧血、胃腸障害を起こしてしまいます。
バランスが大切ということですね。
これは牡蠣に限らず亜鉛の量の多い食品、肉類ではビーフジャーキー(100gに8.8mg)やスモークレバー(100gに8.7mg)、またパルメザンチーズ(100gに7.3mg)なども多く含まれています。
亜鉛は必要
亜鉛は体にとって重要な要素であり、人間に1日に必要な亜鉛摂取量は男性12mg、女性9mgとされています。
しかし人間の食事による亜鉛の平均摂取量は7mgほどで実質たりていないというケースが多いようです。
また、食事からの亜鉛の摂取量は悪いらしく、1個に2mg含まれている牡蠣を食べても2mgがそのまま摂取ではありません。
そのため可能であれば亜鉛サプリでの補給も進められています。
まとめ
以上
牡蠣を一気に食べる>急な亜鉛の大量摂取>善玉コレステロールの低下>胃腸障害、腎臓障害による腹痛、胃痛が起こる
また胃腸の不善とまでいかなくても前症状として血の巡りが悪くなり、気分が悪くなることもあります。
とはいえ亜鉛の摂取は体に必要なことなので食べないことが良いなんてことはありません。
栄養のバランスを考えて食事するということを心がけましょう。
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