コーヒーなどに入れるために使用されるガムシロップ。
大人気ドラマのシリーズ、ドクターXでは、大門美知子ががぶ飲みしていたのが印象的ですよね。
ですが、実はそんなガムシロップは飲むと危険と考えられています。
では、このシロップ、一体どんな成分でできているのでしょうか?
また、賞味期限切れになってしまった場合でも使用は可能なのでしょうか?
そんな気になる点について解説していきます。
ガムシロップを飲むのは危険?
まず、ガムシロップを飲むこと自体に危険があるのかどうかという点についてですが、やはりドラマの大門美知子のように、大量にがぶ飲みするのは良くないと言えるでしょう。
しかもそれを頻繁に行っていれば、様々な危険が考えられます。
ガムシロップとは、低コストで製造でき、しかも砂糖よりも強い甘みを出すことができるため、利便性が良いということで大量生産されている、いわば工業製品です。
ですが、そんなガムシロップはアメリカで使用禁止の運動が起こるほどの危険な人工甘味料として認識されています。
ガムシロップの過剰摂取は肥満や糖尿病などの生活習慣病と大きく関係しているのではないか、と考えられているのです。
ガムシロップとは異性化糖と言われる種類の甘味料であり、低コストで作ることができ、液体なので使い勝手が良い反面、すぐに太る原因にもなりますし、血圧の上昇にも関係しています。
こそんなガムシロップを飲むことに危険が潜んでいるのは、言うまでもありませんね。
ガムシロップの成分とは?
ではガムシロップの成分はどうなのか、というのも気になるところでしょう。
これは甘みが強いことから、砂糖から作られているのではないかと考える方もいます。
ですが、実はガムシロップの成分は砂糖とは全くの別物です。
こちらぶどう糖果糖液糖と言われる成分でできてます。
この原料は、トウモロコシなどのでんぷんであり、一見すると安全性の高い天然の原料のように感じられます。
ですが、これは異性化糖と言われる種類の糖であり、元々は自然界には存在しない種類の甘味料です。
砂糖のような自然なものとは違うのですね。
砂糖、はちみつなどの自然な甘味料であれば、食べてもぶどう糖に分解されるまで時間がかかります。
そのため、血糖値の上昇も比較的、緩やかです。
ですが化学的に作られた異性化糖であるガムシロップの場合、摂取後すぐに吸収され、血糖値も急上昇してしまうのです。
このようなことから、ガムシロップの成分は糖尿病や肥満をもたらす危険性の高いものであることが分かります。
ドラマの中で大門美知子がガムシロップをがぶ飲みするのは、脳に糖を補給するため、リフレッシュのため、などの説があります。
ですが、あれはあくまでもドラマの中での話です。
実際に行うと、健康によくないのは言うまでもありません。
できるだけガムシロップの摂取は控えるようにしましょう。
ガムシロップは賞味期限切れでも使える?
ガムシロップを来客用などで購入してみたものの、普段はあまり使う機会がないということもあるでしょう。
気が付けば賞味期限切れになってしまっている、なんてこともありますね。
まずどのくらいの賞味期限があるのかと言うと、これは1年程度と言われています。
長いものでも1年半程度です。
この賞味期限は、おいしく食べられる期間であり、しかもメーカーでは余裕を持って設けてあります。
この期間を過ぎたからと言って、急に品質が大きく劣化するわけではありません。
そのため、ガムシロップも少しくらいの賞味期限切れなら使うことは可能です。
どうしても不安な場合は、廃棄するか、あるいは料理に入れて加熱して使用してみましょう。
ただし、開けてみて異臭や色の変化があるものは危険です。
品質が大きく劣化していることが考えられますので、使用しないようにしましょう。
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