電車はどうやって動くのか・・・
なんてあまり普段は気にせず、何気なく利用している人が大半でしょう。
ですが、ふと子供にそんな疑問を投げかけられた時なんかに、親としては戸惑ってしまいますよね。
それに、自分自身も「そういえば、どんな電気の仕組みで動いているんだろう?」なんて気になりはじめることもあります。
そこで、そんな興味深い電車の仕組みについて、紹介していきましょう。
電車はどうやって動く?
電車はどうやって動くのかというと、これは「電」という文字が付くことからも分かるように、電気のチカラによって動かされています。
車の場合は、ガソリンのチカラによって動いているものが多いですよね。
これに対して、電車は電気というものを用いているので、車のように排気ガスを発生させることが無いのです。
つまり、電気自動車の仲間、という考え方もできますね。
排気ガスが発生しないうえに、1度に多くの乗客や荷物を載せて走行することができるため、環境に優しい交通手段として注目を集めています。
電車の電気の仕組みとは?
電車が電気によって動いているということは分かっても、あんなに大きな乗り物が、どんな仕組みで動くのかイメージできないという方もいらっしゃるでしょう。
実は電車は、その上にある電気の線から、電気のチカラを受けて走っています。
電車の上にある多くの電線は、トロリ線と呼ばれます。
そこから、パンタグラフという装置が使われ、これにより電気が取り入れられていくのです。
こうしうて取り入れられた電気により、電車のモーターが回転します。
この回転が車輪に伝わることで、電車が走るという仕組みですね。
また、中には地下鉄などのように、電線が無いものもあります。
この場合には、線路の端の部分に電流が流れるサードレールというものが設置されており、こちらから電気を取り入れています。
つまり、電車の場合、電気自動車のように充電などの方法で動くのではなく、常に電気を受け取りながら強いパワーで走り続けているというわけですね。
子供に説明を求められた時には、「電線などから電気を受け取って、モーターを動かしているんだよ。」と答えてあげると分かりやすいでしょう。
電車の電気のプラス極・マイナス極は?
電車が電線や電気の流れるレールからパワーをもらい動いているということは分かりましたが、本来、電気というのはプラス極からマイナス極に流れるものですよね。
では、受け取るプラス極は分かるけれど、これが流れるマイナス極はどこにあるのでしょうか?
実は、電車の場合は走行するレールがマイナス極となっているのです。
電車の走行や、車内の電気、空調など様々なことに使われる電気ですが、この使われた後の電気は最終的に車輪に伝わった後、レールに流れていきます。
そうして変電所に戻るという仕組みになっているのです。
ただ走行するためだけにあるように思われがちな電車のレールですが、実はこのような大きな役割を担っています。
昔、理科の実験で多くの方が作った経験があるであろう、電池を使った回路。
その大規模なものが、電線、電車、レールという中で成り立っているわけですね。
電車の動く仕組みは、意外とシンプルですね。
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