天皇や皇族、こういった方々の料理番。
それぞれに仕事を持っているわけですが、そのお給料はどのくらいで、一体どこから支払われているのか、謎ですよね。
天皇や皇族、料理版の給料は税金なのでしょうか?
テレビでもよく見かける佳子様、紀子様にはどんな風に給料が支払われているのか、気になってしまいますね。
天皇・皇族・料理番の給料はどのくらい?
まず、天皇・皇族・料理番の給料がどのくらいなのかチェックしてみましょう。
実はこの天皇陛下、皇族の方々が生活していくためのお金は、給料ではなく、皇室経済法といわれる法律に基づき、国家予算で賄われているのです。
この皇室の費用には、宮内庁費、皇室費の2種類が設けられています。
このうち、天皇や皇族が日常の生活の費用に充てるのが皇室費のうちの「内延費」と言われるものになります。
この金額は法律によって定められており、2016年は3億2400万円となっています。
それから儀式や公賓などの接遇、外国の訪問の際など公的な活動の際に用いられる経費は、「宮廷費」として予算が組まれています。
さらに、皇族としての品位を保持するために支払われる「皇族費」というものもあり、これは各宮家の皇族に対して年額が支払われており、その金額は、平成26年には3050万円でした。
このように、天皇や皇族の収入は国家予算により定められているので、会社員のように給料という感覚とは、少し違っているのですね。
天皇の収入は、内延費という予算だけを見ると3億円以上もあるように思われてしまいますが、実際にはここから人件費や衣類、食費、交際費、災害見舞金、旅行、研究費、皇族の神事関係、医療費など、様々な費用が賄われています。
特に人件費は大きな割合を締め、33%もの割合で支払わなければなりません。
その結果、実際に収入となり得るのは1億円にも満たない金額であると言われています。
ちなみに料理人についてですが、宮内庁が職員として採用しているため、天皇や皇族とは違い、給料という形で収入を得ていることになりますね。
現在の収入は明らかではありませんが、天皇の料理番として有名な谷部金次郎さんがいた時代には年収は600万円程度だったのではないかと考えられています。
ドラマでも話題になった料理番ですが、天皇や皇族の生活を陰で支える、縁の下の力持ちとして、一般的な会社員と大きな違いはないお給料を受け取りながら、職務を遂行しているのですね。
天皇・皇族の給料は税金?
天皇や皇族の給料にあたる収入はどこから支払われているのかと言うと、これは国家予算から捻出されています。
ということはつまり、国民が納めた税金から支払われているということになりますね。
3億円以上もの税金が天皇や皇族に支払われているのかと考えると、ショックを受ける方もいるかもしれません。
ですが天皇や皇族はスケジュールが大変多忙で、休日数は年間、たったの80日前後しかないと言われています。
しかも3億円の中から様々な費用を賄っていかなければならないのですから、ほとんど給料として残ることはありません。
税金が支払われていても、単なる象徴としてだけではなく、日本のために様々な仕事をこなしてくれているのですから、十分に納得できるでしょう。
佳子様や紀子様の給料は?
天皇や皇族がどのような形で収入を得ているのかが分かったところで、具体的にテレビによく登場する人物が、どのくらいの収入を得ているのか、興味が湧いてしまいますよね。
例えば紀子様や佳子様は、秋篠宮家の皇族になります。
秋篠宮家には皇族費と言われる費用が支払われており、この金額は、紀子様は1,525万円、眞子様や佳子様は915万円となっています。
このような金額を見ると、かなり良い企業で働いていなければここまでの年収は稼げない!と感じてしまう方もいるでしょう。
ですが、テレビにも登場し、数々の公務をこなしている姿を見ていると、少なすぎる金額とも考えられますね。
天皇や皇族の給料は謎めいているように感じられますが、実際にはその国家予算の内訳や使い道など、きちんと公開されています。
税金から捻出されてはいるものの、きちんとした用途で使用されていることが理解できますね。
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