赤ちゃんは誕生から1歳を迎えるまでの間に、ものすごい成長を遂げます。
寝ているばかりだった赤ちゃんが、やがてお座りし、ハイハイもできるようになり、動き回るようになっていきます。
ですが、そんな赤ちゃんの成長、初めての両親にとっては不安な点も多いでしょう。
例えばお座りとハイハイなら、どっちが先なのか、どのくらいの時期に、どんな順番で発達するのか・・・
ある程度の基準を知っておくと、赤ちゃんの成長をサポートしやすくなります。
そこで、そんな気になる赤ちゃんのお座りやハイハイといった成長の時期や順番について紹介していきます。
赤ちゃんのお座りとハイハイはどっちが先?
赤ちゃんのお座りとハイハイはどっちが先なのか、という点に関してですが、これは大変個人差が大きい発達なので、一概に「これが正しい」というものはありません。
ですが、基本としては「おすわり→ずりばい」という順番に発達するケースが多いと考えてください。
お座りは、筋肉、神経が背骨に届いたことでできるようになります。
そうして筋肉や神経の働きにより、徐々にずりばいやハイハイもできるようになっていくということですね。
ただし、中にはずりばいを先にして、次にお座りをする赤ちゃんもいます。
ハイハイが十分にできるようになってから、お座りをする赤ちゃんもいます。
これらの順番が多少入れ替わっていたとしても、大きな問題はありません。
赤ちゃんの好みの問題で、「こっちの方がやりやすい」ということから始めていると考えると良いですね。
「どっちが先か?」ということについては、そこまでこだわる必要はないでしょう。
赤ちゃんのお座りとハイハイの時期
では、赤ちゃんのお座りとハイハイができるようになる時期はいつごろなのか、というのも気になるところですね。
まずお座りについては、首がすわった後、生後4~5ケ月頃になると少しずつ前に手をついた状態でのお座りの姿勢ができるようになります。
それが安定してくるのは、6ケ月頃の時期です。
徐々に背中の筋肉がしっかりして、背筋もまっすぐに伸びてきた結果、多くの赤ちゃんは7ケ月ごろになると上手に1人で座っていられるようになります。
次にハイハイの時期ですが、まず最初は生後7~8ケ月頃に、少しずつ「ずりばい」と言われる、体をするようにして前進するハイハイを始めます。
こちらも、背中の筋肉や神経の発達により、徐々に体を持ち上げたハイハイに変化していきます。
これは9ケ月ごろが目安ですね。
ですが、ハイハイの成長についても個人差が大きいため、一概に「この時期にできていなければダメ!」ということは言えません。
その子なりの成長を見てあげることが大切ですね。
もし、あまりにも大きくなってもお座りやハイハイができない場合には、保健師さんや小児科医の先生に相談してみると良いでしょう。
赤ちゃんの成長の順番は?
赤ちゃんの成長の順番は、基本的には「首すわり→寝返り→お座り→ずりばい→ハイハイ→つかまり立ち→伝い歩き→1人で立つ→歩く」といったものになります。
ですが、これはあくまでも目安となる基準であり、全ての赤ちゃんがこの順番に成長するとは限りません。
お座りとハイハイの順番が入れ替わることがあるだけでなく、ハイハイが苦手でつかまり立ちを先にしてしまう、という赤ちゃんもいます。
順番が変わってしまうことには、そんなに大きな問題はありませんが、ハイハイは背中の筋肉を鍛えたり、心肺機能を鍛えるためにも大切な動きなので、苦手な赤ちゃんには練習させてあげると良いですね。
育児書などを読んでいると、つい順番や時期にこだわってしまいがちですが、その子なりの成長を見守ることが必要です。
赤ちゃんの成長は十人十色と考えましょう。
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