若い世代を中心にかなりの人気を博しているエスニック料理ですが、
合わせて自宅でも手軽に食べられるレシピなどの情報もたくさん出てきました。
中でも人気なのが「タイ料理」
アジアの格安海外ツアーなどでタイを訪れ、
タイで食べた味がもう一度食べたい!と帰国後に思う方が多いようです。
タイ料理のお店を訪れたりしているうちに、
自宅でも作れないかな?と考えたことのある方も多いはず。
レシピに「ナンプラー」と書いてあるが何のことかわからない。
ナンプラーを抜きにしていざ作ってみるとなんだかタイっぽさが足りない・・・
そこで、ナンプラーとはいったい何なのか、
また自宅にナンプラーが無い場合代用できる調味料はあるのかを調べました!
ナンプラーとは??
なかなかピンと来ないものですが、
ナンプラーは魚を原料とした醤油のようなもの魚醤(ぎょしょう)の一種で
タイ料理では欠かせないものとされています。
主にカタクチイワシなどの小魚に塩を加えてよく混ぜ、
12~18ヶ月ほど熟成させた上澄み液で作られたもので
特にタイを始めとする東南アジアでは、塩以外で唯一の塩味調味料として多くの料理に使われています。
高級なものから安価なものまで様々な品揃えがあり、
一級品や二級品のナンプラーはつけ汁として使用し、三級品は主に調理に用いられています。
味は魚醤(ぎょしょう)独特の魚の臭みと強い塩分の刺激があり調理に使用することで深みが増します。
ナンプラーはどこで手に入れる??
タイ料理で使用するナンプラーですが、
普段のスーパーの調味料売り場に小さなものを販売しているところもあります。
しかし、最小限のスーパーであると陳列されていないことも多くあります。
アジア系食材のスーパーであれば必ず販売していますが
なかなかアジア系食材のスーパーは多くありません。
他にも通販サイトで販売しているのでナンプラーを手に入れたいと考える方は利用してみてはいかがでしょうか。
ナンプラーは代用できる!?
普段タイ料理を作る訳でもなく、使用頻度の少ない調味料であるナンプラーを
わざわざ買うのはちょっと・・・と考える方や
急にタイ料理を作りたくなった!でもナンプラーがない!!なんて場合には
ナンプラーの代用調味料を使ってみてはいかがでしょうか??
代用として挙げられるものをまとめました。
一般的な薄口醤油
手っ取り早く代用するには薄口醤油が一番です。
しかしナンプラーは魚醤ですので、魚独特の風味や臭いが足らず
タイ料理っぽさ、は再現できないかと思われます。
ナンプラーが塩分濃度21%に対し薄口醤油は13~19%程ですので
少し多めに使用するようにしましょう。
醤油+アンチョビ+酢で風味を
アンチョビはイワシを塩漬けしたもので、強い塩分と魚独特の風味があります。
醤油にプラスすることでナンプラーの風味に近づけることができます。
更に、ナンプラーの発酵食品独特の風味を出すためには+酢で酸味を足してみてください。
かなり本格的にナンプラーに近づきます。
アンチョビは塩分がかなり強いので、
醤油とアンチョビを併用する場合は味付けの際にしっかり味を確認するようにしましょう。
普段アンチョビを常備している方は多くありません。
アンチョビの代用としてイカの塩辛を刻んで使用してみるのもオススメです。
白だしで和風タイ料理に
白だしは醤油と近く塩分濃度は12%ほどで白だしと塩を使用して
和風なナンプラーとして味付けしてみるのもいい方法です。
本格的なエスニックにはなりませんが
日本人の口に合うタイ料理風、を味わうことが可能です。
他の種類の魚醤を使用する
魚を原料に作られた国内の魚醤でも
製法が異なるだけで成分は同じ事を考えるとナンプラーに一番近い調味料を言えます。
旅先などでなんとなく買ってみた、お土産にもらった、などで眠っている魚醤があれば
代用してみるとエスニック感が強く出てきます。
ナンプラーの代用品、いかがでしたか??
普段自宅に有るものからなかなか一般の家庭においていない様な調味料まで
様々な代用品を紹介しましたが、
中でも有力候補はアンチョビです。
アンチョビの多くは缶詰でオイルと一緒に入っていますが
ナンプラーの代用でオイルを使用し、
アンチョビ本体を刻んで少量のオイルと一緒に冷蔵庫で保管しておくと
炒飯や野菜炒め、塩焼きぞばなど様々な炒め物料理に活用することができます。
ナンプラーを買ってしまうとエスニック料理のみにしか使用できませんが
アンチョビであればエスニック料理の代用含めてたくさんの料理に活用できるので
普段多くエスニック料理を作らない方はアンチョビを買ってみてはいかがでしょうか。
コメントを残す