これは日本ではどのぐらい広まっているのでしょうか?
現在アメリカではヨガスタジオにおいてピラティスのクラスが行われ、その次に取り入れられ始めたのがバー(Barre)というエクササイズです。
バー(Barre)とは?
このエクササイズは1959年ドイツ人ダンサーのLotte Berkによって作られ、彼女自身の背中のケガの中でのリハビリセラピーとバレエのトレー二ングを組み合わせて開発されました。
そして彼女は1971年ニューヨークでこのメソッドを紹介し、マンハッタンにLotte Berk Method Studioを立てて教え始めました。
どんなことをするのか?
もともとはバレエのバーをベースにバレエの踊るための「テクニック」という部分を省いて「体を鍛える」フィットネス要素に特化させたエクササイズです。
中にはヨガやピラティスの動きから、軽めのダンベルを持って腕の筋力を鍛えるフィットネス系のエクササイズまで様々な要素が含まれた45分から1時間のクラスになります。
もともとバレエはインナーマッスルを使うトレーニングなのでこのエクササイズも鍛えるのはインナーマッスルになり、必然的にダンサーのような体に鍛え上がります。
私のプロモーションビデオがあるので、クラス内ですることについてはこちらを見ていただく方がわかりやすいでしょう。
バークラスの説明ビデオ
日本でも広まっている?
実は私は海外在住のため、ネットで情報を調べることしかできないのですが、日本で「バー フィットネス」というキーワードで検索すると「バーワークス」という言葉がやたらでてきました。
アメリカではバーフィットネスのことは「バーワークス」なんていいません。
アメリカで「バーワークス」というのは全世界で最もヨガ教師を排出しているヨガスクール、Yogaworks(ヨガワークス)でブランドとして作られたバーメソッドです。
つまりいろいろあるバーのエクササイズのブランドの1つが「バーワークス」なのですが、日本では違う形で情報が広まりはじめてしまっているようですね。
なぜこれがヨガ、ピラティスに次ぐのか?
なぜかと言うと近年アメリカではこのヨガ、ピラティス、バーを3枚看板にするヨガスタジオが増えています。
先ほど話したニューヨークのYogaworksを始め、ブルックリンのYva yogaなど様々なヨガスタジオがこの3つのクラスを教え、教師育成トレーニングもおこなっています。
ジムなどのクラスでも定番クラスの1つとなり、またバーだけのスタジオもあり、大手の会社は視点を全米に広げています。
資格の取り方
この資格ですが、スタジオなどで教師トレーニングを受ける場合、2日ほどで資格が取れ、実は英語であればオンラインでも資格を取得できてしまいます。
オンラインで勉強しても2日かければすべて終了します。
その内容はバレエのポジションの名前から解剖学、クラスの立て方などです。
つまりもともとバレエのポジションを知っているダンサーにとっては非常に簡単に資格がとれます。
ダンサーの先生から習うメリット
このエクササイズですが、ダンサーの先生から習うことをお勧めします。
なぜならバレエ経験者ならご存知でしょう、バレエのポジションの骨の位置、筋肉の正しい位置などは2日の勉強程度で身につくものではありません。
私もダンサーでない人のクラスを受けましたが、生徒が間違ってポジションを取っていても直さないし、先生のデモも間違っていました。
例えばプリエ
バレエのプリエというのは足をターンアウト、つまり足の骨を付け根からV字型に開いて膝を足の人差指の方向に向かって曲げ、尾骨はまっすぐ地面に向かって下ろすというものです。
これを私が受けたクラスでは尾骨を地面でなく後ろに引いていました、つまりこれではプリエでなくスクワットで違う筋肉を使っています。
このようなことはクラスで頻繁に見られます。
なのでしっかりとバレエのトレーニングをして性格なポジションを体に叩き込んでいるダンサーの先生に習う方が間違いのない情報で習うことができるでしょう。
まとめ
このように日本では現在どのぐらい広まっているかわからないバーですが、アメリカではすでに流行っていることから日本でも広まっていくのでは、と思っています。
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