子供の成長を見るのは、親にとって大きな楽しみの1つになります。
できることが増えてくると、「そろそろ何か、習い事を始めてみようかな・・・」という気持ちになってしまいますよね。
確かに習い事をしながら、何かを達成していく子供の姿を見るのは親としても嬉しいですし、子供も多くのことを学びます。
ですが、一歩間違えれば詰め込み式の教育で心の成長に支障をきたしてしまったり、遊ぶ時間を奪い、貴重な体験をすることができなくなる可能性も!
そこで、子供の習い事はいつから始めるべきなのか、遊ぶ時間はどう作れば良いのか、参考にしておきたい情報を紹介します。
子供の習い事はいつから?
まず、子供の習い事はいつから始めるべきなのか、というのが気になる点ですよね。
この問題に関する考え方は人それぞれで、熱心な人なら赤ちゃんがお腹に宿っている時から、胎教と言われる教育を始めることもあります。
まだ言葉も話せないような時期から、英語などの習い事をする方もいますね。
もちろん、このように早い時期から習い事をしていくことが、間違っているというわけではありません。
ですが、本当の意味で子供が学んだことを身に付けたり、達成感を感じられるようになるのは、3歳ごろ、保育園の年少に入った頃と言えるでしょう。
実際に習い事を始める年齢として、最も多いのは3歳からという調査結果もあります。
3歳ごろになると、身体能力も向上し始め、スイミングやバレエなど、体を動かす習い事も楽しめるようになります。
集団生活もできるようになるので、先生の話をきちんと聞いて取り組む、ということが可能になり、習い事がスムーズに楽しめますね。
ただし、習い事の種類によっては、もう少しゆっくり始めた方が効率的なものもあります。
子供の様子を見ながら、楽しく取り組めるものから、少しずつスタートしてみると良いですね。
子供の習い事で遊ぶ時間を奪っている!?
今の時代、習い事を1つもしていない子供というのは非常に少なく、多くの方が小学校入学までに、何かしらの習い事を始めていますよね。
中には必死で、たくさんの習い事を詰め込んでしまう方もいます。
ですが、これが子供の大切な「遊ぶ時間」を奪ってしまうのではないか、という不安もありますね。
子供にとって、自然と触れ合ったり友達と過ごす時間というのは、とても大切な意味を持っています。
これらの「遊ぶ時間」によって得られる貴重な体験ができなくなるのも困りものです。
習い事をしている子供の「遊ぶ時間」の作り方ですが、例えば習い事を1つに絞り、他の曜日はゆっくりと遊びを楽しむ、という風にしてみるのも良いですね。
ですが、子供がヤル気満々で、色々な習い事をしたい、だけど遊びたいという場合には、無理に遊ぶ時間を作ろうとする必要もないでしょう。
なぜなら、小さい子供が通う習い事は、大抵の場合、同年代の子供と一緒に通い、遊びの延長のようになっているからです。
また、保育園や小学校でも子供と遊ぶ時間や、自然と触れ合う時間がありますので、これで満足している子供も多いですね。
子供の習い事は遊ぶ時間よりも大切!?
子供の習い事が、遊ぶ時間、友達との大切な時間を奪っている、という考え方もありますが、実はそうとも言い切れません。
確かに一昔前の日本では、子供たちは放課後の時間を利用して自然と触れ合い、走りまわって体を鍛えていたでしょう。
ですが、車や不審者などの問題で危険な場所が増えた昨今では、昔のように子供が走りまわって遊べる場所は多くはありません。
そのため、子供たちが放課後を使って行う遊びと言えば、携帯ゲームなどが中心になりつつあります。
せっかく遊ぶ時間を作っても、携帯ゲームに夢中になるくらいなら、習い事をして何かを学んだリ、身に付けたりした方がずっと有意義な時間を過ごせますね。
友人と共に達成する喜びも味わえます。
習い事はいつから始めるべきか、遊ぶ時間はどうすべきか、という親の悩みは絶えません。
ですが、現代の子育ての環境を見てみると、実は小さいうちから、色々な習い事を体験させてみることは、決して間違いではないと言えるでしょう。
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