アメリカでダンサーになるための道7〜実際の体験記・学生時代の生活2〜大学・語学学校アメリカダンス留学!奨学金?費用は?~

では前回に引き続きAさんの実体験です。

アメリカ到着

私はアメリカに到着して、最初は日系のゲストハウスに泊まりました。

とりあえずはここに住み、ネットの日系掲示板で住む場所を探すつもりでした。

実は私はこの本格的な留学の2年前に少しだけニューヨークに住み、留学先のダンス学校がどこがいいか下見に来ていたことがあります。

その時にこのゲストハウスに滞在していたので、ゲストハウスのオーナーとはすでに知り合いでした。

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住む場所の確保

そして運のいいことにオーナーが新しい管理人を探していて、私にオファーしてくれました。

条件は家賃を無料にする代わりに掃除やチェックインをしてほしいとのこと。

それも管理人は2人態勢で1人が学校に行ってる間はもう1人がゲストハウスにいてチェックインなどをするという感じでした。

運良く私は家賃無料で済む場所を確保することができました。

ちなみにゲストハウスは自分の部屋などはもちろんなく、お客さんと一緒の1つの部屋に6つベッドがあるところのベッドの1つが私の唯一のプライベート空間でした。

ダンス学校の手続き

翌日、ダンス学校の入学手続きに行き、この私のダンス学校は日本人に慣れていて、というか日本人がいかに英語が話せないかを知っていて、通訳用に日本人学生まで連れてきてくれてました。

そこでオリエンテーション、私の学校は条件がかなり良く、当時は月35クラスとれば出席条件クリアとなりました。

現在はもっとアメリカの移民法が厳しくなっているので45クラスぐらいに増えているそうです。

しかしこれは2時間のコンテンポラリーダンスやバレエなどのクラスから1時間だけのヨガ、ピラティス、さらにタイマッサージのクラスまであり、どれをとってもOKです。

クラスも朝10時から夜9時まで6つあるスタジオで同時進行で様々なクラスが行われています。

さらに学校内に劇場もあり、ダンスカンパニーの公演なども行われ、生徒の発表会や作品を出せるイベントなどもたくさんありました。

今となってはこのダンス学校での思い出は本当に良い記憶となっています。

バイトの確保

そしてもう1つやらなければならないこと、それはバイトを見つけることです。

なんせ貯金の残高は10万円ほどしかありません。

片っ端から求人を見て電話をかけまくりました。

最初は「ステータスは何ですか?」と聞かれます。

なんのことか最初意味がわかりませんが、ビザの種類はなんですか?という意味でした。

店によっては学生を雇うところと雇わないところがあり、私も日本から来たばかりでアメリカで働いた経験もなかったのでなかなか雇ってもらえませんでした。

このような状態が1ヶ月ほど続き、家賃はかからないとはいえ交通費や携帯代などは必要で貯金も減って行きます。

ゲストハウスの朝食で支給されるパン2枚と卵1個に少し食料を買う程度で1日過ごしていました。

空腹でそこらへんに生えている草が食べ物に見えました。

アメリカに来てから死ぬかと思った時期が3回ほどありましたが、これがその1回目でした。

しかしある日弁当配達のバイトに応募したところ、「明日きてください」とあっさり決まり、突然仕事も手に入りました。

しかもまかないで余った弁当がもらえるので食料問題も解決しました。

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まとめ

最初の頃の生活は

・ゲストハウスの掃除やチェックインの管理

・朝から昼まで弁当配達

・空いてる時間にクラスを受けに行って月35クラスを消化

これでひとまず生活していくことはできました。

しかし、この生活だけでは前に進みません、オーディションを受けたり作品を作ったりして活動しなければ留学した意味がありません。

このようにアメリカ生活を始めて2ヶ月ほどが経過し、新生活の流れも落ち着いたあたりからダンスカンパニーのオーディションを受け始めました。

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