料理のさしすせその法則や理由をわかりやすく解説!~調味料の順番はこれで完璧♪~

料理で用いる調味料の基本と言えば「さしすせそ」と言われるものですよね。

ですが、「さしすせそって一体何!?」「どんな法則や理由があるの?」なんて疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、そんな気になる調味料のそれぞれの役割や順番について、分かりやすく解説していきます。

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料理のさしすせそとは?

そもそも料理における「さしすせそ」というのが何を指しているのかと言うと、これは主に和食で使用する調味料の代表的なものと、その順番を示しています。

・「さ」・・・砂糖
・「し」・・・塩
・「す」・・・酢
・「せ」・・・醤油
・「そ」・・・味噌

砂糖や塩、酢まではイメージしやすいですが、「せ」が醤油、「そ」が味噌というのは意外性がありますよね。

ちなみに、「せ」が醤油となったのは、旧の仮名遣いでは「せうゆ」と書かれていたためです。

これらはいずれも、和食で重宝される調味料の基本中の基本であり、どこの家庭でも常備しているのではないでしょうか?

料理の基本をしっかり頭に叩き込むために、昔から和食の調味料の基本は「さしすせそ」と伝えられ続けてきたのでしょう。

さしすせその法則と理由

調味料の基本である「さしすせそ」は、ただ基本となる調味料を指し示しているだけではありません。

実はこの「さしすせそ」には、法則と理由があるのです。

法則は、「料理に調味料を加える最には、この順番で入れること」です。

例えば砂糖と醤油を使う料理であれば、まずは砂糖を加え、次に醤油を加えることになります。

味噌汁などの場合には、料理の仕上げとして、味噌を溶き入れますね。

なぜこのような法則になっているのか、これには、それぞれの調味料が持つ役割を最大限に活かすため、という大きな理由があるのです。

例えば砂糖は素材を柔らかくし、他の調味料の浸透を促す働きがあります。

しかも、しみ込みにくいという性質を持っているため、1番最初に入れることになっています。

それから酢や醤油、味噌といったものは良い香りを持つ調味料です。

これらを加えてから長時間、加熱したりすると、せっかくの香りが飛んでしまいますよね。

これを防ぐためにも、できるだけ調理の終わりの方の過程で用いるように、と考えられているのですね。

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さしすせそなら調味料の順番が覚えやすい!

料理をする際に、「レシピに書いてある調味料を適当に加えれば良い」と安易に考えてしまっている方も、意外と多いのではないでしょうか?

ですが、これではせっかくの素晴らしい調味料の風味や役割が台無しになる恐れがあります。

そうは言っても、いちいち調味料の順番など覚えていられないという方もいるでしょう。

そんな時、「さしすせそ」なら簡単にイメージすることができますよね。

・砂糖・・・他の調味料の浸透を促すため早めの段階で入れること
・塩・・・素材の水分が外に出てしまう性質を考慮して加えること
・酢・・・早すぎると香りが飛ぶけれど、最後になると酸味が強くなりすぎる
・醤油・・・香りが飛んでしまわないよう最終段階で加える
・味噌・・・香りが飛んでしまわないよう最終段階で加える

これらのポイントを押さえておくだけで、いつもの料理も格段に美味しく仕上げることができるかもしれません。

例えば塩は、炒め物など早めに水分を飛ばしたい料理なら早めに加えて、水分が出過ぎると困るものは仕上げに加えます。

それから酢は、求める酸味に合わせて加えるタイミングを考えましょう。

調味料の順番と、その意味を覚えておくことは、料理の基本中の基本です。

調味料は、「適当に加えれば味が付く」というような単純なものではありません。

昔から大切にされてきた知恵をしっかり身につけ、おいしい料理を作りましょう!

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