今日は雨、なんだか頭が痛い、めまいがする、なんてことはありませんか?
また、高い山の地域に行った時、吐き気がするなんて経験ありませんか??
これらは「低気圧頭痛」と呼ばれています。
低気圧によって引き起こされる頭痛やめまい、吐き気の原因とはいったい何でしょうか?
また、低気圧が原因の場合の対処方法や対策方法はあるのでしょうか。
低気圧頭痛のメカニズム
天気の大きな変化によって引き起こされる体調不良を
「気象病」といい、その中で痛みのことを「気象痛」といいます。
低気圧によって引き起こされる頭痛やめまい、吐き気もその中の1つです。
低気圧が原因の頭痛のほとんどは偏頭痛で、
気圧が下がったことによって自律神経のバランスが崩れたり
気圧が変化することによって頭蓋骨内の圧力が変化して血管が収縮し、
血管が膨張する際に周囲にある三叉(さんさ)神経が刺激され、偏頭痛が起こります。
また、気圧が下がることで血圧が下がり、血管が膨張することで偏頭痛が起こるという説もあります。
水毒体質も要因のひとつ
水毒体質とは、体の中に余分な水分が溜まっている状態を指し、
むくみや冷えがある人、特に女性に当てはまります。
低気圧が近づくと体の中の湿度も上がり、
体内の水分が過剰になることで頭痛の症状が出るとされています。
あなたの頭痛はどっち?
頭痛には、2つのタイプがあります。
これによって頭痛が定期つによるものなのかを見極めることができます。
偏頭痛(片頭痛)
頭の片側のこめかみから目にかけて、時に両側から後頭部までもが
脈打つように痛み、遺伝的な要素があるとされています。
痛み始めると長く、1~2時間でピークに達します。
酷い場合は吐き気をもよおします。
光や音に敏感になり、動くことで痛みが増幅するため動けなくなります。
また、偏頭痛のある20~30%の人は前兆として
目の前がチカチカしたり視野の一部が見えにくくなる閃輝暗点などの
症状が起こる事があります。
偏頭痛が起こるきっかけとして、
ストレス・女性ホルモンの変化・寝過ぎ・寝不足・肩こり・運動・天候の変化
などが挙げられます。
緊張性頭痛
後頭部から首筋にかけて重苦しい感覚や
頭をベルトで占められているように感じるのが特徴で、
ズキズキするような強い痛みではありません。
緊張性頭痛には時々起こるタイプと慢性的なタイプの2つがあります。
偏頭痛の場合、低気圧であればほぼ100%起こります。
また、室内でも野外でも関係なく襲ってくることが厄介です。
低気圧による頭痛の対処法
気圧の変化によって引き起こされた頭痛を緩和するには
偏頭痛への対処法が効果的です。
1. 痛みの部分を冷やす
温めて結構をよくしたほうがいいのでは、と考えがちですが
偏頭痛は血管が膨張するために引き起こされているので血管を収縮させることが重要です。
2. 大きな音や強い光などの刺激を避ける
神経を刺激するものを避けましょう。
3. 安静にする
安静にすることで血液の循環が穏やかになり、血管の収縮に効果的です。
気圧の変化による頭痛を防ぐためには
頭痛や気象病を気圧予報であらかじめ予想してくれる、
「頭痛ーる」というアプリがあります。
気圧が低く頭痛が起こしやすいと判断したら、備えて体を健康な状態にしておきましょう。
また、カフェインは血管を一時的に収縮させる効果がありますので
コーヒーや紅茶、緑茶を飲みましょう。
また、天気の悪い日の朝に1日1錠の頭痛薬なんてものも存在します。
あらかじめ頭痛が起こりそうな日に服用することをオススメします。
また、普段から極度のストレスが溜まる状態を避けることや
質の高い睡眠をたっぷりとること、
水毒体質を改善するために冷えを解消し、体を温める習慣をつけましょう。
冷え性やむくみの改善にもなります。
他にも偏頭痛のある人にはマグネシウムが不足しているとの説があり、
マグネシウムを多く含む食品を食べる事で改善することがあるようです。
まとめ
いかがでしたか?
低気圧で頭痛が起こる説は嘘!という方も居ますが
低気圧によって引き起こされる血管の膨張で頭痛が起こることは事実です。
多くが普段から偏頭痛に悩まされている人で
対策や改善には偏頭痛の体質を治すことです。
もし気圧の低い日に頭が痛くなってしまったら、
偏頭痛に効果のある方法を実践するようにしましょう。
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