卵は色々な料理にも使えるし、そのまま食べても美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。
でも、1日1個まで、なんて説もあり、食べ過ぎると何か問題があるのではないかと不安になってしまう方もいらっしゃるでしょう。
では、具体的には1日何個まで食べても大丈夫なのでしょうか?
食べ過ぎると太るとか、アレルギーや病気の原因になるなど、どんな問題があるのかも知っておきたいところですね。
それkら、子供や妊娠中の場合、卵の摂取量はどうなのか、という点についても解説していきます。
卵は1日何個食べても大丈夫?
卵は栄養価が高く、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素がバランスよく摂取できる完全栄養食と言われる食品です。
ですが、それだけ栄養価が高いとなると、食べ過ぎた時の影響も気になってしまいますね。
卵は1日1個までと決めている方も少なくありませんが、実はそんなことはありません。
体に特に異常がなく、健康な成人であれば、1日に2~3個程度なら問題なく食べることができます。
卵はコレステロールが高いため、食べ過ぎると良くないということが言われてきました。
ですが、これは間違えた認識であることが分かってきており、実際には卵には、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らす作用のある成分が含まれていることが分かっていています。
そのため、コレステロールに関してはそこまで心配する必要はありません。
しかも1個あたり90kcal前後と、意外と低カロリーなので、それほど太る心配もしなくても良いのです。
ただし、1個や2個食べただけでダイエットに大きく影響することはありませんが、卵ばかりを食べるようなダイエット法は避けた方が良いでしょう。
特に卵はマヨネーズなどと相性が良いので、こういったものと合わせて食べ過ぎると、間違いなく太る原因になります。
どんなに優れた栄養のある食品でも、過剰にそればかりを食べていれば逆効果になってしまうのです。
卵の食べ過ぎは子供や妊娠中ならどう?
卵の一時的な食べ過ぎは、体に大きな問題のない健康な成人なら悪影響が出にくいものです。
ですが、例えば子供や妊娠中の女性だったらどうでしょうか?
子供といっても年齢によりますが、例えばまだアレルギーが起こるリスクの高い3歳までの子供の場合は、卵を大量に食べさせるのは考え物です。
離乳食の頃は、卵1個でも多いくらいですが、2歳を過ぎる頃になると、あまり考えずに与えてしまいがちになりますね。
ですが3歳までに1日3個も4個も卵を食べさせていると、アレルギーを起こすリスクが高まる可能性があります。
卵の摂取量は、1日1個程度にしておいた方が安心ですね。
もちろん食べさせないのも免疫ができにくく、大人になってからもアレルギーが続く原因になることもあるので注意が必要です。
子供の頃には、卵に過度のアレルギーが無ければ、適量を食べさせてあげましょう。
それから妊娠中の卵の食べ過ぎに関してですが、お腹の赤ちゃんがアレルギーになるという噂もありますね。
これについては、今のところは検証されていないため、確実な情報ではありません。
ただし、母親がアレルギー体質を持っている場合、卵などアレルゲンとなる食品を控えるように勧める医師もいるようです。
実際にアレルギー体質の妊婦さんが卵などのアレルゲンを完全に除去すると、子供がアレルギーになる確率が減ったという例もあります。
これらのことから、妊娠中の卵の摂取は決して悪いものではありませんが、過剰になるのは、やっぱり良くないということ。
それから、アレルギー体質の妊婦さんの場合は、できるだけ控えた方が安心ということが言えますね。
卵の食べ過ぎで病気になる?
健康な人が食べる分には、1日2~3個程度であれば大丈夫と言われている卵。
では、これを過剰に食べ過ぎる生活を続けるとどうなるのでしょうか?
何か病気にかかるリスクが高まるようなことはあるのでしょうか?
一見、コレステロール値が高く生活習慣病のリスクを高めてしまう恐れがあるように感じられる卵ですが、実はコレステロール値には影響しにくいということが分かってきています。
そのため、卵の食べ過ぎでコレステロール値に関係する病気を引き起こすリスクは、ほんとんどないと考えられます。
ですが、やはり栄養豊富な卵を、1日3個を超えて食べ過ぎる生活を続けると、心臓病、脳卒中などの病気を引き起こしてしまうリスクが高まります。
食べ過ぎにより腹痛や下痢などの症状を起こす恐れもありますので、充分に注意しましょう。
色々な料理に使えて、美味しくて、嫌いな人はいないのではないかというほど親しまれている食品、卵。
1日何個までという絶対的なルールはないものの、2~3個という上限を守り、上手に取り入れていきたいですね。
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