アメリカでプロのダンサーになるための道27(アーティストビザ取得後)〜フルタイムダンスカンパニーの生活2・学校公演〜

はじめに

ダンスカンパニーの活動、ビジネスとして大きなものとして学校周りというものがあります。

教育の一環としてダンスを目にする機会を子供達に与えることができますし、ダンスカンパニーの名前を広めるのにも効果的です。

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学校のレクリエーションイベント

日本ですと小学校の体育館に劇団などが来て公演を見るというイベントがあったのではないでしょうか?

アメリカではあのようなレクリエーションイベントがダンスで存在します。

ダンスカンパニーで学校に行って教育の役に立つ作品を行います。

作品の内容が大事

私のカンパニーですと「ダイバーシティ」という作品でした。

ダイバーシティという作品は人種、性別やそれぞれの個性など、人の様々な多様性のことを意味し、それを偏見で差別せずに尊重して受け入れて理解しようという作品です。

たくさんの人種が存在し、同性愛などもたびたび問題になるアメリカでは重要な教育となっています。

作品の中には例えばヒップホップとバレエの作品があります。

ストリートで踊る貧しい人が作った文化と高いレッスン代を払ってスタジオで踊れる裕福な人のダンスという正反対のイメージのこの2つが踊る中でお互いを最初は偏見の目で見つつも磨いて来たテクニックを見せ合ってだんだんお互いに尊敬を示していき、最後には仲良くコラボしていくという作品。

また異なる人種がどのように差別されてきたか、戦争が起こったかなどを映像を使ってダンス作品の中で表現していきます。

公演の後には子供達がどのような感想を持ったのかを話し合い、翌日にはカンパニーメンバーがダンスのクラスを教えます。

実際に踊りを見せ、作品を楽しんでもらった後ですので子供達もダンスに興味を示しているわけです。

学校公演には教育につながる作品が必要

このような学校公演は日本でもやろうとする人がいますが、日本ではダンスにテーマがなく、ただかっこいいだけのヒップホップダンスで学校周りをしようとする人が多いです。

日本でダンスの学校公演が実現しないのはこのように教育にいまいちダンス作品の内容が結びつかないからではないかと思います。

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実際の失敗例

例えば私の知り合いの日本人も海外である程度成功して日本へ帰ってヒップホップで学校周りをしようとしていました。

内容はまず自分の踊りを見せて、自分はこのようにして夢を叶えたという話をして子供に夢を持たせようという内容でした。

正直好みに偏りがありすぎるのではないかと思いました。

まず踊りそのものに意味やストーリがなければ教育の場に持って行く理由が十分ではないですし、その夢を叶えたというのも人それぞれに違う価値観があるのに自分の夢の形を他人に語って叶えたといっても、それを聞いた人が希望を持つかというと疑問です。

中にはそのような形が自分の夢とは方向性の違う子供、ダンスに全く興味のない子供もいるでしょう。

学校公演を通して自分の価値観を押し付けに行ってる感じが強い印象を受けました。

世の中にはダンスに興味がない人の方が多いという現実

正直、ダンサーというのはダンスが好きでしょうし、周りの仲間もダンスに夢中なのですが、実際世の中でダンスに興味がある人はそんなに多くはありません。

なのでダンスのテクニックなどというよくわからないものを見せられても面白いと思う人は少なく、ダンス作品に意味を持たせなければ楽しめないでしょう。

ストーリーがちゃんとあって、一部の人にのみ好まれる音楽でなく一般受けする音楽に合わせて踊る。

そのような作品であれば見てくれる人、興味を持ってくれる人も増えるでしょう。

そのようなエンターテイメント作品とアートを追求する作品を観客によって作り分けれるカンパニーがやはりビジネスにおいて成功しています。

まとめ

このように多くのダンスカンパニーが活動の一環として学校周りを行なっており、大きなビジネス効果を持っています。

日本でもやりたい人はいるでしょうが、「教育に結びつくダンス作品を披露する」ということを意識してプランを建てましょう。

そうしないと教育者側は呼んではくれないと思います。

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