線香って何でできてるの?線香の成分・原料は?匂いや香りの原因!アレルギーにはご注意を!

はじめに

仏壇やお墓などに添えるお線香、とても良い匂いがしますね。

また似ているものでお香というものもあります。

ところでこのお線香やお香とはどのように作られているものなのでしょうか?

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お線香の原料とは?

お線香は大きく分けての匂い線香と杉線香の2つに大別されます。

匂い線香

匂い線香とは椨(たぶ)の気の粉末を、白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)などの香木の粉末やその他の材料を練りあわせて棒状、または渦巻き状にして乾燥させたものです。

杉線香

杉線香は杉の葉を3ヶ月ほど乾燥させて湯とノリを加えて練り合わせ、こちらも棒状または渦巻き状に乾燥させます。

杉線香のほうが香りは劣りますが安く製造できることで知られています。

その他の原料

それ以外にも様々な種類がありますが、代表的な原料は上記のもの以外では沈香・よもぎ・ショウブ・バラの花やラベンダーなどです。

線香のアレルギー

このような原料で作られる線香ですが、アレルギーの危険もあります。

杉が使われているということで杉アレルギーを持っている人はもちろん、使われている素材に科学物質が含まれている場合はその科学物質にアレルギー反応を起こしてしまう人もいます。

またバラの花やラベンダーの植物にアレルギーを持つ人もいますので様々なケースが存在します。

アレルギーの特徴

アレルギー反応の特徴としては

くしゃみが止まらない・目が痒くて涙が出て来る・喉がかゆい・咳が止まらない・咳が出る

などの症状があります。

花粉症に似ています。

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アレルギー対策

アレルギーが出てしまった場合は症状により対策が必要ですが、専門のお医者さんに相談するのが最も効果的でしょう。

皮膚がかゆければ皮膚科へ、目がかゆければ眼科へ、専用のアレルギーを抑える薬をもらえます。

次に原因となっている線香ですが、線香そのものの種類を変えれば大丈夫というケースが多いです。

杉アレルギーならば杉を使っていない線香を、科学香料に反応するのならば科学香料を使わない自然なものを試してみましょう。

お香とは?

また似ているものとしてお香と呼ばれるものもあります。

お香のほうはお線香よりもカジュアルで匂いを楽しむために気軽に焚けるイメージがあると思います。

このお香とお線香の違いとはなんでしょうか?

お線香とお香の違い

実はこの2つ、ものとしては全く同じものです。

ただお香のほうはお線香ほど形式的なものではなく、本当に趣味として香りを楽しむことを目的に制作され、アロマ効果があるものもあります。

家庭以外でもヨガクラスなどでリラックス効果のためによく使われています。

また、長く香りを楽しめるよう形状がお線香より長く作られているものも多いです。

つまりお線香とお香の違いは次のように言えます。

お線香

日本の伝統の風習として存在するお供え物。

香煙により使用者や周囲の環境を浄化したり仏教の修行として瞑想の意識の集中を高めるのに使われる。

また伝統的には死臭を消す効果もあるのだとか。

備え方としては立てるのが一般的だが小さく折って寝かせる場合もある。

あくまで仏事目的で作られており、匂いを楽しむ目的ではないのでお香ほど匂いは強くなく、様々もそこまでは存在しない。

また燃焼時間も10分ほどと短い。

お香

お香はお線香を趣味で匂いを楽しめるようにカジュアルに改良したもの。

様々な匂いのものがあり、長く匂いを楽しむために1時間保つものもある。

炊き方も立てる、寝かせるなどですが、特に決まりはないので様々な形の香炉と呼ばれるお香を焚く専用の道具が開発されています。

好みに合わせて様々な楽しみ方があります。

まとめ

以上のようなお線香。

嗅覚に働きかけるものとして昔から使用され、今でもリラックス効果の高さからお香として手軽に楽しめる趣味としても注目されています。

嗅覚が感情に働きかける効果は非常に高く、ストレス解消とリラックス効果は日常の感情のバランスを整える大きな助けとなるでしょう。

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