味噌は日本で昔から大切にされている食品の1つですよね。
今でこそ市販で気軽に手に入れることもできますが、実は家庭で手作りするのもそれほど、難しくはありません。
手作り味噌(みそ)なら原材料も見えているから安心ですし、手作りならではの新鮮な美味しさを楽しめたり、自分好みにアレンジすることもできますね。
そんな手作り味噌(みそ)ですが、保存方法を間違えると、カビが発生してしまうという問題があります。
では、どのような容器で、どんな保存法をすればカビを防げるのでしょうか?
冷凍が良いのか、冷蔵が良いのか・・・
気になるところですね。
そこで、そんな手作り味噌(みそ)の保存方法について詳しく解説していきます。
手作り味噌の保存方法☆カビの原因
手作り味噌の保存方法を間違えるとカビが生えると言われますが、実はこの手作り味噌にカビが生える原因は、保存方法の間違いだけではありません。
まず手作り味噌というのは、麹と大豆、食塩という3つの食材から作られます。
市販の味噌の場合なら、ここに防かび剤などを使用するため、カビは生えにくくなっています。
ですが、手作り味噌の場合は、3つの自然な食材だけを用いて何カ月も熟成させ、味噌を作ります。
そのため、非常にカビが生えやすいのです。
さらに、水分や塩分が多すぎたり、大豆の炊き具合を間違えていたり、仕込みの際に密閉できていなかった場合など、レシピの間違いによってもカビの発生が起こりやすくなります。
これらは発酵不良によるカビですね。
このように、手作り味噌は保存方法とレシピの間違いで、簡単にカビが生えてしまうデリケートな食品です。
正しく作り、正しい保存法を実践することで、せっかくの手作り味噌を無駄なくいただく工夫をしましょう。
それから、もしカビが生えてしまったとしても、手作り味噌全てを廃棄する必要はありません。
カビの部分を取り除けば食べることが可能です。
ただし、見た目がイマイチになったり、イヤなニオイがすることもありますので、できるだけ美味しくいただくためにも、カビはしっかり防ぎたいですね。
手作り味噌の保存方法☆容器は?
手作り味噌の保存方法で、まず気になるのが容器ですね。
容器については、ホーロー容器やかめなどがベストです。
気軽に保存できる印象のあるプラスチックやガラスの容器ですが、これらは光を通してしまうため、味噌に変色をもたらしやすいのです。
その点、ホーローやかめなどの容器であれば、光を遮ることができるので品質を維持しやすくなります。
もしこれらの容器が自宅に無く、プラスチックやガラスの容器で保存する場合は、しっかり消毒したうえで、新聞紙でくるんで保存してください。
消毒は、熱湯消毒やホワイトリカーなどによるアルコールでの消毒を行うと良いでしょう。
この消毒の過程をきちんと行うことで、よりカビが生えにくくなります。
それから、空気に触れないように表面をしっかり覆い、重しをしておきましょう。
こうすることで水分も押し上げられ、保存性が高まります。
手作り味噌の保存は冷凍?冷蔵?
手作り味噌のカビを防ぐための保存法ですが、保存場所については、基本的には直射日光が当たらず、温度の変化が少ない場所を選びます。
風通しの良い涼しい場所を選んで保存しておけば、必ずしも冷蔵庫に入れる必要はありません。
ただし、暑い夏などには味噌が傷みやすくなり、カビも発生しやすくなるため、あまりおすすめの保存法とは言えません。
そこでおすすめなのが冷蔵庫での保存です。
冷蔵庫なら温度変化はさらに少なく、年間通して低温で保存できるため、カビが生えにくくなります。
さらに長く、安心できる保存方法としておすすめなのは、冷凍での保存です。
味噌は冷凍しても、家庭用の冷凍庫くらいの温度なら、カチカチに固まることがありません。
そのため、食べたい時にすぐに利用できて便利です。
しかも冷凍により発酵が止まるので、長い期間、手作り味噌を楽しむことができます。
冷凍する場合は、ラップにくるんで密閉し、フリーザーバッグなどに入れておくと安心です。
冷凍やけしないように注意しましょう。
冷凍してある手作り味噌の場合は、1年程度食べることができますので、たくさん作った場合は、早めの冷凍保存がおすすめですね。
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