はじめに
日常生活のなかでコーヒー、ラーメンは人気の食品で好きな方も多いのではないでしょうか?
しかしこれらのにおいが気になることがありますよね?
特に密室の車の中、また灯油なども強いにおいを放ってきになります。
これらのにおいを消す良い方法について検証していきます。
酸性かアルカリ性かをチェック
コーヒー、ラーメン、灯油ですが、これらのにおいを消すにはそれぞれの成分を中和するということが鍵になります。
それではそれぞれの性質、アルカリ性か酸性かを調べて行きます。
コーヒー
まずコーヒーですが、こちらは弱酸性になります。
ちなみに酸性と聞くと体に悪いイメージがあるかもしれませんが、酸性の中にもいろいろなものがあり、また逆のアルカリ性にもいろいろあり、その性質だけで健康かどうかは判断できかねます。
実際コーヒーの場合はポリフェノールやカフェインが含まれ、健康に良い効果の方が実証されています。
ポリフェノールは活性酸素を除去し、過酸化脂質の発生を抑え、肝臓ガンや消化器科ガンなどを防止してくれます。
カフェインは悪いイメージが付いているところもありますが、実際の検証では薬理作用として良い効果のほうが多く確認されています。
ラーメン
ラーメンの麺はアルカリ性です。
ラーメンの麺に使われる「かんすい」にアルカリ性物質がふくまれています。
みなさんはお酒を飲んだ後などにラーメンを食べたくなることはありませんか?
お酒を飲むと体が酸化するのでアルカリ物質で中和したくなります。
そこで自然とラーメンを食べたくなるというわけです。
しかし注目したいのはスープの方、臭いが残るのも実は麺ではなくスープのほうですよね。
醤油ベース、味噌ベースなど様々なものがありますが、スープの方は基本的には弱酸性のものが多いです。
麺がアルカリ性のため酸性のスープに入れると中性になり、麺がまろやかになり、おいしい食感になります。
つまり臭いという点に注目すると酸性の部分に問題がるわけです。
灯油
灯油は本来は非親水性のため電解質ではなく、酸性でも中性でもないですが、有機酸が不純物として含まれており、酸性ということになります。
酸性物質の掃除方法
以上のようにこれらの物質はすべて酸性という特徴があり、その部分が臭いの原因になっているということです。
なのでこれらを掃除する効果的な方法はアルカリ物質で中和するということです。
掃除の定番・重曹
そこで登場するのがお掃除の定番重曹です。
重曹はアルカリ性なので酸性物質の掃除には絶大な効果を発揮します。
重曹水を作り拭き取れば汚れも分解され綺麗に拭き取れますし、においも吸収してくれます。
アルカリ性の洗浄剤
他に身近なところではアルカリ性の漂白剤です。
漂白剤には酸性、アルカリ性どちらも販売されているので購入する際に気をつけましょう。
また海水も弱アルカリ性なので効果があります。
さらに身近なところで蜜柑の皮も効果があります。
蜜柑はアルカリ性食品であり、皮に含まれる「リモネン」には油を分解する効果もあります。
蜜柑の皮の白い部分で汚れをこすると汚れをピカピカにできます。
アルカリ性の掃除には?
では逆にアンモニア臭などアルカリ性のにおいを消すには何が効果的なのか?
ご想像の通り、酸性物質が効果を発揮するわけです。
最も注目されているのはコーヒーを抽出した後の豆の残りカスです。
キッチンペーパーなどに載せておいておくだけでも靴箱や冷蔵庫の匂い消しに活躍してくれます。
ただし濡れたままのコーヒー豆だとカビが生える恐れもあるので乾燥させてから使うように気をつけましょう。
まとめ
以上のように匂い消しには臭いの原因の物質が酸性かアルカリ性かをまず調べる必要があります。
そしてそれと反対の物質で掃除すれば中和することができ、効果的な匂い消し効果が期待できるということになります。
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