はじめに
地域の気候とその地域に住む人の性格には影響があるという話をよく耳にします。
暖かい地域の人はのんびりしていて、寒い地域の人は生真面目で心配性だというのです。
実際にこのような影響があるのか、日本国内だけでなく私が実際に出会ってきた様々な国の人々のケースを例に考えて見ようと思います。
気候がどう影響するのか?
この気候が影響する理由ですが、寒い地域というのは自然の影響で命に関わる危険が大きいということがあります。
特に本当に気温の下がる地域では少しでも備えが遅れると凍死したり外に出られず食糧不足になったり、常に勤勉に用意をしながら生活をする必要があります。
そのような気配りの必然性から真面目な国民性が出来上がって来るのでしょう。
そしてそのような心配のない暖かい地域ではのんびり過ごす人が多いというのも納得です。
日本の気候
では日本人は勤勉で真面目という国民性がありますが、実際気候の影響はあるのでしょうか?
確かに沖縄のような暖かい場所ではゆっくり時間が流れている印象があります。
本土のほうではどうかというと、世界に比べて人は真面目に働きますし心配性なイメージがあります。
しかし日本の気候は世界と比べて特に寒い地域ではありません。
北海道でさえも北欧の方と比べるとかなり気温は高い方です。
日本人が生真面目な理由
この特に寒い地域ではない日本で国民が生真面目になる理由としては、他の国にはない独特の島国としての環境があると思います。
自然災害の多さです。
地震、津波、台風など他の国に比べてかなり多く、常に対策が必要です。
日本の場合は気候というより島国ゆえの自然災害の多さから真面目な国民性が形成されていると言えます。
寒い国
では海外の場合はどうでしょうか?
私は海外で様々な人と仕事しましたが、最も真面目で時間も守る働きやすかった国はドイツ、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドなどの北欧の国です。
これらの人々は日本人以上に真面目で頭も良く、性格もとても良い人たちでした。
逆にアフリカやカリブのほうの黒人系やメキシコなどの暖かい地域では時間はまず守らないしスケジュールもしっかり伝えてこない、仕事の内容もいいかげんな人が多かったです。
北欧の気候
北欧などは日本の北海道でも暖かく感じるぐらい気温が下がります。
ダークサンと呼ばれ、太陽光が弱く日中でも暗く寒い時期が続きます。
フィンランド人の友達から聞いた話ではマイナス17度を達すると学校の外に出ることが禁じられて体育の授業がなくなるとか。
しかし考えてみると通学自体は中止にならないのでしょうか。
日本ではもっと高い温度ですでに学校が休校になります。
寒さのレベルが違うのでしょうね。
また前述のように非常に頭が良く気配りのできる人も多く、これは勤勉な人が多いため政府がしっかりして高い水準の教育が受けられることが原因だと言えます。
暖かい国
では逆に暖かい地域、カリブやアフリカ、メキシコなどですが非常に人はのんびりしています。
とはいえ、これらの国は平和というわけではなくアフリカでは戦争も絶えませんしメキシコもマフィアを国が抑えきれないほどに力を持って無法地帯の地域もあります。
これは政府がしっかりしていない影響ですが、人が勤勉でしっかりしていないと良い政府も確立されないのかもしれません。
東南アジアの場合
とはいえ東南アジアのように暖かく平和な国もあります。
これらの国は発展途上国です。
のんびりしているからなかなか発展しないという説も聞きますが、のんびり生活できて幸せであり文明を発展させる必要がないのではないかとも考えられます。
暖かい国にはこのようにゆったり人生を過ごせる国もあります。
まとめ
このように総合的に言えば暖かいと平和でのんびりする人が増え、寒いと災害が多く常に気をつけなければならないので勤勉な人が増えやすいということが言えます。
しかしそこから国それぞれの歴史や宗教があり、それぞれの教育から様々な国民性が生まれます。
暖かく平和な国は住むのに理想で人ものんびりしていてストレスがない、しかし政府ものんびりしてしまい警察機関もいいかげん、交通機関もしっかりしないなどストレスになる環境もあります。
寒い国は住みにくいですが、北欧のように国民が高い教育を受けていて接しやすく、政府もしっかりしていて魅力的な部分もあります。
世界にはいろんな環境があり、いろんな国民性があります。
人それぞれにも個性があり、一番幸せに過ごせる国の意見もそれぞれ違ってくるでしょう。
どんな環境が一番良いかとは一概には言えないということですね。
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