夏が近づき、ビアガーデンやバーベキュー等でお酒の席が増える時期ですね。
でもこんな季節に憂鬱な人も、居るんじゃないでしょうか??
周りの飲むペースについていけない、すぐに赤くなる
気持ち悪くなってしまう、そんなお酒に関する悩みを
解決したい!と考えていませんか?
「鍛えれば飲めるようになる!」
と言われたことや聞いたことありませんか?
本当なの??と不思議ですよね。
お酒に弱い人の特徴と、本当に鍛えると強くなるのかを解説します。
お酒への耐性とは
あなたは、お酒を飲むとすぐに真っ赤になる人ですか?
すぐに真っ赤になる場合、お酒に弱いと断言することができます。
しかし中にはすぐに真っ赤にはならない、
赤くならないけど気持ち悪くなる、なんて方も居ます。
なぜ人によってお酒に強い、弱いの差が出るのでしょうか。
それはアルコールが体内に入ったときに
それを分解する酵素の量が関係しています。
日本人は比較的酵素の働きが弱い、酵素の量が少ないのですが
中には全く持ち合わせていない人だって、存在しています。
体が全くお酒を受け付けない人は、
酵素を持ち合わせていない可能性が高いです。
お酒を浴びるように、水替わりに飲む国の人は、
日本人と比べて酵素の量が多いというデータがでています。
遺伝的にお酒への耐性の有無は決められているということです。
お酒への耐性の調べ方
よくある方法ですが、アルコールテストを行って
自分がお酒に弱いのか強いのか、簡単に調べることができます。
用意するものは2つ、ガーゼあるいはコットンと、消毒用のアルコールです。
ガーゼまたはコットンにアルコールを含ませ、二の腕の内側に貼り付けます。
その状態のまま7分、ガーゼまたはコットンを外して10分待ちます。
ガーゼまたはコットンを貼っていた皮膚を確認し、
真っ赤になっていればお酒に弱い証拠です。
ほどほどに飲めるよって方は薄い色になり、
お酒に強い方はほとんど反応がでません。
また、自分の適正量を知りたい方は
介抱してくれる相手に自分の飲む量をメモしてもらい、
どのぐらい飲めば気分がよく、
どのぐらいまでいけば気持ち悪くなるかを
調べてみる、というのもいい方法です。
また専門のアルコール感受性遺伝子分析キット
というものもあります。
口腔粘膜の採取や爪を切って送るだけで
自分のお酒への耐性を調べてくれるというものです。
鍛えれば強くなるってほんと??
「昔は飲めなかったんだけどね~。」
「いっぱい飲んで鍛えれば強くなるよ。」
「飲んで吐いてを繰り返せば慣れる!」
こんな言葉を聞いたことはありませんか?
本当に、鍛えればお酒に強くなるのかな?と疑問に思いますよね。
実は、お酒への耐性は鍛えることができません。
遺伝的に決まっているものを変えることはできないのです。
アルコールへの耐性は3つのグループに分けられていて、
活性型、低活性型、不活性型 というものがあります。
活性型はお酒に強い人のことで
低活性型はあまり強くない、またはお酒に弱い人です。
そして不活性型は全く受け付けない人のことで、
無理に飲んでもすぐに気持ち悪くなってしまったり
全く体が受け付けないことがあります。
そして何より気を付けなくてはいけないのが、
低活性型の人が自分の適正量を超えてしまった時
悪酔いや二日酔いに繋がる危険性です。
悪酔いの度が過ぎると急性アルコール中毒を引き起こし
最悪の場合死に至る事があります。
日本人の44%は低活性型と言われており、
日本人は特に自分の適正量を守る事が重要とされています。
また無理に飲む生活を続けていると
肝硬変、肝臓ガン、胃ガン、食道ガン、アルツハイマー等
様々な病気を引き起こすリスクが高まります。
お酒に無理は禁物、ということです。
さいごに
お酒に強い人を見ていて、うらやましくなることってありますよね。
ストレス発散もできて、気分もよくなる。
自分もあんなふうになりたい!なんて思う事もしばしば・・・。
でもお酒への耐性は遺伝子レベル。
自分ではどうすることもできません。
全く受け付けないタイプの人はノンアルコールのもので
その場の空気、楽しい状況に酔う事で楽しむようにしましょう。
またあまり強くない人は自分の適正量を守り、
楽しい状態でいられるように心がけましょう。
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