はじめに
ひまわりは鑑賞用の植物の中でも育てるのが簡単で植物の世話が大変で続かないという人、またガーデニング初心者の方にもおすすめです。
ではその育て方を中心に紹介していきます。
種まき
まずはひまわりを咲かせるために種まきからです。
種をまく時期
ひまわりの発芽に適した温度は25度ぐらいです。
なので時期としては4〜6月ぐらいが良いでしょう。
10日から15日ほどで発芽します。
種をまく土
ひまわりは通気性や水はけがよく、保湿性のある土を好みます。
赤玉土:腐葉土を7:3ぐらいの割合で混ぜて緩光性肥料を土1Lに2gほど混ぜると良い土になります。
種のまき方
1から2cmほどの穴を開けて2、3粒の種をまきます。
まいた後は必ず土をかぶせてください。
ひまわりの種は発芽に光を嫌うタイプのものなので光を浴びていると発芽しません。
種をまいてからは毎日朝晩の2回水をやり、土が乾かないようにしましょう。
苗植え
種まきとは別で苗から植える方法もあります。
植える土
鉢やプランターに植える場合一般の花の培養土か赤玉土と腐葉土を6:4のバランスで混ぜ合わせた用土が良いでしょう。
植え方
苗の間隔は小・中輪系のしゅりであれば10から30cm、大輪系では30から40cmほどの幅を開けます。
苗は根に触れると枯れてしまうので根を傷めないように気をつけて植えましょう。
植えたらたっぷり水をやりにあたりの良い場所においてやります。
注意点・植え替え
植えた後の注意点ですが気をつけないといけないのが植え替えです。
実はひまわりは基本的に植え替えはしないものなのです。
ひまわりは例外もありますが基本的には土の中に埋まっている根がまっすぐ下に伸びていく直根性の植物です。
直根性の植物はその根を傷めてしまうとすぐにダメになってしまう性質があります。
くれぐれも根の扱いには気をつけましょう。
育て方
では植え終わったら育て方です。
水やり
ひまわりは暑さに強い植物ですが、水やりを怠るとすぐに枯れてしまいます。
その基準としては常に土を乾いた状態にしないことです。
ただし水をやりすぎてもダメになってしまうのでジメジメして湿度の高いときは水をやりすぎないようにも気をつけましょう。
基本的には朝・晩の2回の水やりで大丈夫です。
肥料
肥料は液体肥料か化成肥料が良いです。
ただしつきに1回ほどで十分です、やりすぎると逆に肥料焼けを起こしてしまうのです。
ひまわりは土から養分を吸収する力が非常に強く、すでに栄養はかなりとれているのです。
ちなみに窒素の多い肥料などをやりすぎると花が咲かずはばかりが茂ってしまうので与える肥料にも要注意。
花を咲かせるにはリン酸の多い肥料が効果的です。
間引き
ひまわりが育ってくると間引きが必要になります。
間引きとは一箇所で最も育ちのいいものを残してそれ以外を茎の部分をハサミで切ってしまうことです。
ひまわりは一箇所で何本も発芽すると養分の奪い合いを始め、斜めに伸びてしまい倒れやすくなります。
なのでもったいないですが育てられるのは成長の良い1本のみということになります。
ちなみにこの時に苗を間引いてしまうと残りの苗も痛めてしまいますので苗を痛めないように、葉の下の茎の部分を切るように気をつけてください。
また育っていく1本も支柱を立てて風などで倒れないようにしてあげましょう。
種取り
最後に種取りです。
種取りの時期
時期としては夏本番のひまわりの元気な時期がすぎた9月末から10月ごろ。
目安としては開花から1ヶ月半後、咲き終わって種が実り、その重さで下を向いた頃がポイントです。
葉や茎の色が変色して茶色くなり、カラカラの状態になるとベスト。
種は周りから乾燥していって黒くなるので中心が黒ければちょうど良いということなので、そんな状態なら茎から切断しましょう。
取り方
乾燥している状態であれば手で周りの花もボロボロ落ちるので簡単にとれます。
逆に取れない場合はもう少し乾燥させてください。
また結構チクチクするので軍手などをはめると良いでしょう。
種の保存方法
そして種を取った後ですが、すぐにもう一度乾燥させる必要があります。
そうしないとカビが生える原因となってしまうのです。
天気の良い日に日干しにしてください、これが三日ほど必要になります。
まとめ
以上のようにひまわりの育て方は非常にシンプルです。
植えたら朝晩水をやり、肥料はほとんど必要ありません。
育ってきたら1本を残して茎から間引きいてやり、育ってきた1本を支柱で支えてやります。
枯れてきたら種を収穫して一通の流れは終了です。
また種にも皮を剥いて食べる、絞ってオイルを作る、埋めて育てるなど様々な楽しみ方があります。
ぜひ夏のイベントとして楽しんでみてはいかがでしょうか。
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