様々な予防接種が登場してきて、全て受けるべきなのかどうか、迷ってしまう親御さんも増えていますね。
中でも多くの親御さんの悩みの種になるのが、ロタウイルスの予防接種です。
これは必要なのでしょうか?
また、下痢や嘔吐になるという副作用も気になるところですね。
そこで、こちらの予防接種に関する費用や副作用など、気になる疑問点について解説していきます。
ロタウイルスの予防摂取は必要?
まずロタウイルスの予防接種は必要なのかどうか、ざっくりとした回答をします。
結論から言えば、この病気は重症化する恐れもあるので、予防しておくに越したことはないと言えます。
ロタウイルスに感染すると、高熱が出て2~3日にもわたり激しい嘔吐をします。
さらに白い下痢便が出て、正常な便に戻るまでに10日程度もの期間を要することもあります。
ウイルス性の胃腸炎ですので効果的な薬も無く、脱水を防ぎながら自然治癒するのを待つしかありません。
感染した子供自身も辛いですし、お世話をする親御さんも大変です。
また、この病気は重症化しやすいことでも知られており、世界的に見ると死亡者数も少なくありません。
脳症などの症状を起こす恐れもありますので、予防接種で防ぐことができるなら、受けておいて損はないですよね。
ロタウイルスの予防接種で下痢や嘔吐は?
ロタウイルスの予防接種では、弱毒化したウイルスを体内に入れることにより、免疫を付けるという方法が行われます。
そのため、ウイルスが入ることで下痢や嘔吐を引き起こしてしまうのではないか、という不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。
ですが、実際にはこちらの予防接種で、下痢や嘔吐といった症状を引き起こす例は稀です。
実際に予防接種を受けた人の中で、下痢をしてしまう割合は3.54%程度、嘔吐をしてしまう割合は1.57%程度となっています。
もし下痢や嘔吐をしてしまったとしても、ロタウイルスに感染した場合に比べると、症状は軽く済みますので、受けておいた方が安全性は高いと言えるのです。
ロタウイルスの予防接種の費用や副作用
ロタウイルスの予防接種の費用についてですが、こちらは任意接種となっていますので、自己負担になってしまいます。
医療機関によっても多少の差はありますが、一般的には、費用は12,000円~15,000円程度となっています。
また、この予防接種は1度で免疫が付くものではなく、2~3回の接種が必要になります。
そのため、合計すると25,000円~35,000円くらいのコストがかかると考えておくと良いですね。
自治体により、助成の制度があるところもありますので、問い合わせてみると良いでしょう。
それから、ロタウイルスの予防接種の副作用についてですが、これは下痢や嘔吐が稀に起こる以外にも、機嫌が悪くなったり、発熱したり、鼻水が出たりといったことが挙げられます。
基本的には安全性の高い、副作用のリスクが少ないワクチンではありますが、接種後は赤ちゃんの様子をよくチェックし、異常があったらすぐに医療機関を受診するようにしましょう。
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