5月下旬から6月にかけて、気温も上がり湿度の高い日も多くなります。
沖縄から順に梅雨入りのニュースが入り、
いつ梅雨入りするのか少しビクビクしますよね。
お子さんや旦那さんに持たせるお弁当、
中に入れる食材や保管方法が気になる季節・・・。
保育園や幼稚園に通うお子さんのお弁当なら尚更です。
うっかりしていると食材が傷んでしまって異臭がしたり
最悪の場合食中毒に!!なんてこともあり得ます。
食中毒や異臭の原因となる食材を傷めない方法とは??
お弁当を作るお母さん、必見です。
お弁当の中身が傷む原因
お弁当を開けると鼻を突くようなニオイがかすかにプ~ン・・・
一体お弁当の中で何が起こっているのかというと、
細菌が繁殖してお弁当の中の食材を分解し、
変質させてしまっているのです。
「細菌が繁殖!?」
食材に対する細菌の繁殖はおよそ15℃~40℃。
つまりお弁当の中が35℃前後になると危険です。
「傷むまでどれぐらいかかるの?」
かかる時間は中身や管理方法、そのときの気温によって違います。
しかしおよそ2~3時間、条件がそろってしまうと、
食中毒を起こすほどの量まで細菌が繁殖してしまいます
お弁当を守る為に
では、どうすれば細菌の繁殖を防ぐことができるでしょうか。
・殺菌した器具を使用する
・お弁当の中身に気を付ける
・お弁当の温度
重要な項目は3つです。
たった3つですがされど3つ、
それでは細かく見ていきましょう。
殺菌した器具を使用する
まず大前提としてお弁当の中の細菌を
極限まで減らした状態にすることが大切です。
→ 調理に使う包丁やまな板の殺菌
野菜の前に生ものを切らない、等基本的なことですが
やはり細菌の繁殖を抑える為には重要といえます。
キッチンハイター等を使用して徹底的に殺菌することをオススメします。
→ お弁当箱の殺菌
いくら食材の細菌を減らしても、
お弁当箱自体に細菌が付着してしまっていては、
元も子もありません。
耐熱温度を確認して熱湯消毒や
食材を詰める直前にお酢を含ませたキッチンペーパーで
お弁当箱の中を軽く拭き取ると細菌を除くことができます。
→ 抗菌シートを使用する
市販の抗菌作用のある仕切り等を使用することで
細菌の繁殖を抑えることができます。
→ おにぎりなどを素手で握らない
食材を触る際に、いくら手を綺麗に洗っているとはいえ
関節や皮膚の間に潜んでいる可能性が高いです。
食材を詰める時には殺菌したお箸やトングを使用し、
おにぎりを握る際はラップを使用することをオススメします。
お弁当の中身に気を付ける
お弁当に入れる食材にも注意を巡らせましょう。
お弁当の蓋にわさびを軽く塗るのも効果があるとされています。
→ ご飯
お米を炊く時にお米2合~3合に対して酢を小さじ1杯程度加えると
酢には強力な抗菌作用があるので細菌の繁殖を防いでくれます。
ごく微量なのでご飯が酸っぱくなることはありません。
また、ご飯に梅干しをのせるか、細かくちぎって混ぜると
細菌の繁殖を抑えてくれます。
→ おかず
食中毒の原因となる細菌は熱に弱く、
ほとんどの菌は中心温度が85度で1分以上加熱すると死滅します。
・卵焼きは半熟ではなくしっかり固く焼く
・肉や魚、冷凍食品を使う時は中心までよく加熱する
・ハムやウインナー、ちくわやかまぼこも生では使用しない
・おかずの味付けは濃い目にする
・作り置きのおかずは再加熱する
→ 野菜
生の野菜は水分が多いのでできるだけ避けましょう。
茹でたブロッコリーなどもしっかり水気を切るようにします。
また、おひたしや手作りのポテトサラダは傷みやすいです。
お弁当の定番のプチトマトはしっかり流水洗浄して水気を切り、
へたの部分は必ず取るようにしてください。
お弁当の温度
最も重要なのが温度です。
細菌の繁殖条件さえ潰しておけば
美味しい状態でお弁当を食べることができます。
まず、お弁当に詰める食材はしっかり冷ましましょう。
水蒸気による蒸れは細菌が繁殖する原因となります。
お弁当の持ち運びや保管場所はもちろんですが
保冷材などを使ってお弁当をしっかり保冷しましょう。
凍らせたカップゼリーやお茶を一緒に入れるのも効果的です。
また最近ではランチジャーを使用する方も増えています。
おかずやご飯を熱々の状態でいれることで
保温性のあるランチジャーは細菌が繁殖する温度より
高い温度で食材を保つことに加え
あたたかい状態でお弁当を食べられるのです。
重さや大きさがあるので大人のお弁当には
重宝するのではないでしょうか。
さいごに
いかがでしたか?
少し気を付けるだけでお弁当の安全は守られます。
梅雨の季節は特に湿気が高く特に注意が必要です。
基本として傷みやすい食材を使用しないこと、
低い温度を保つことが重要です。
お弁当を開ける、楽しい瞬間を守るために
お弁当を食べる人の健康のために
絶対に痛まないお弁当づくり、心がけてみてはいかがでしょうか。
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