喉の痛みを感じる時、その原因とは何なのでしょうか?
またその痛みの効果的な治療法としてロキソニンの使用や食事による治療法についても説明していきます。
喉の痛みの原因とは?
一言に喉の痛みといっても様々な原因があります。
しかしそのすべてに共通していることは喉が炎症を起こしている状態だということです。
その炎症を起こす原因をいくつか例に挙げていきます。
風邪
風邪による炎症は侵入してきた細菌を熱で殺すという対処の免疫反応として起こります。
特に炎症を起こしやすいのが扁桃腺(へんとうせん)と呼ばれる部位、また咽頭(いんとう)という喉の奥の部分も起こりやすいです。
アルコールやタバコ
これらは強い刺激を伴うため喉の粘膜に影響し、声帯炎という炎症を起こします。
また、声帯園は声の出しすぎや空気乾燥が原因で怒ることもあります。
花粉症
花粉症による鼻炎は喉にまで影響します。
また口から花粉が入り喉に花粉が付着することでも炎症は起こります。
アレルギー
口腔(こうくう)アレルギーという食べ物アレルギーの1つ、喉の他、口や舌にも腫れや痛みを引き起こします。
口内炎
口の中にできるもので扁桃腺の付近にできた時の痛みは風邪の時に感じる痛みに近いため、風邪と勘違いする原因にもなる非常にまぎらわしいものです。
いくつか例を挙げましたが、これらはほんの一部であり、喉の炎症の原因には本当に多くの原因があります。
喉の痛みの治療法は?
以上のことから様々な理由で喉の痛みが起こるにしろ、その原因は炎症であり、それを抑えることが喉の痛みを抑える手段となります。
ロキソニンの使用
ロキソニンは風邪が原因の喉の痛みに効果があります。
しかしロキソニン自体は風邪を治す効果のあるものではなく、炎症を抑えることに効果のあるものです。
そのため服用するタイミングが重要になります。
ロキソニンを使うタイミングとは?
前述しましたように風邪による炎症は熱で細菌を殺すために起こります。
そしてロキソニンは炎症を抑えるためのもの、つまり細菌を殺す前にロキソニンを服用すると細菌が生きているままの状態であり、ロキソニンの効果が切れたら再び炎症は起こるということになります。
なので熱がでている状態であれば 38.5 度以上の高い熱が出てしまった時など、有効な状況を考えて服用するようにしましょう。
食事による直し方
ロキソニンなどの薬でなく食事法で喉の痛みを治すことも可能です。
その例を挙げていきます。
はちみつ
のどに一番効果があるのがはちみつです。
のどが痛い場合は甘いものが一番いいとされ、特にはちみつには殺菌・粘膜保護・整腸・疲労回復の効果もあり風邪そのものの治療にも効果を発揮してくれます。
ちなみに甘いものとは逆の辛いものなどは刺激物となり、喉の炎症を悪化させてしまう恐れがあります。
果物類
炎症に対する冷やすという効果や、乾燥が喉の原因になるということから水分を多く含む果物類は効果があります。
りんご、バナナ、柿、イチゴやぶどうなどビタミンも豊富に含まれ、また果物からの糖質は良質で吸収も良く、弱った体を回復させてくれることから風邪にも効果があります。
ただしミカンやオレンジなどの柑橘系の果物だけは注意が必要、これらはのどへの刺激が強いので炎症を起こしている時には控えた方がいいでしょう。
緑茶・紅茶などのお茶系(烏龍茶以外)
緑茶・煎茶・紅茶などはカテキンという殺菌作用の多く含まれる成分を含んでおり効果的です。
大体のお茶系は効果的なのですが烏龍茶だけは注意が必要、烏龍茶には油を分解する作用があり、喉の粘膜も除いてしまう恐れがあります。
生姜
飲み方によって2つの使用法があります。
そのままの状態だとジンゲオールという免疫力の向上に効果のある成分を含みます。
これを乾燥させたり熱を加えるとこのジンゲオールがショウガオールという成分に変わり、殺菌効果を持つようになります。
どちらも効果ありますが、熱を加えて殺菌力のあるショウガオールにして飲んだ場合は体温も上がり、人間の体温は1度上がると免疫力も向上するので両方に効果を発揮しうる熱して飲むことを一番お勧めします。
マシュマロ
意外と思う方も多いと思いますが、実は喉の痛みに効果のあるマシュマロです。
マシュマロの原料となるマーシュマロウは体の痛みや炎症を抑える薬として昔は重宝されていたのです。
しかし細菌のマシュマロにはマーシュマロウが入っていないことも多いそう。
原料であるマーシュマロウなしにどうやって、マシュマロを作るのか?というとゼラチンを使っているのです。
そしてこのゼラチンもまた喉の痛みに効果があります。
ゼラチンには炎症を起こした喉を柔らかく覆う効果があり、痛みを抑えてくれるのです。
まとめ
以上のように喉の痛みは炎症によるものであり、その炎症も風邪のウイルスを殺すためなど必要な理由があって起こっていることもあります。
薬を使って無理にこれらを抑えるよりも、自然な食事でしっかりと栄養をとりながら直していく方が体にはいいのではないでしょうか。
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