★生前退位★元号は誰が考えるの?誰が決めるの?次の年号は?~明治・大正・昭和・平成~

世間で最近騒がれている、平成が終わる!という話題ですが

次の元号なんだと思う?なんて会話、耳にしていませんか?

元号はそもそもどういうものなのか、ご存知ですか?

意味や誰が考えて、誰が決めているのか不思議ですよね。

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元号の意味や由来

元号とは、特定の年代に付けられる称号のことで

「年号」と呼ばれることもあります。

元号にはそれぞれ意味があります。

「平成」は

”史記”五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」

”書経”大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」からとったもの

「内外、天地とも平和が達成される」という意味です。

ご存知でしたか?

「昭和」は

四書五経の一つ書経尭典の「百姓昭明、協和萬邦」によるもので

国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う意味です。

元号には日本古来の文書などを参考にした

難解な意味が含まれているんですね。

元号のルーツ

一般的に国の王が即位したときより年を数えるシステムで

日本においては飛鳥時代から使用されているようです。

日本で最初の元号は「大化(たいか)」

645年7月17日~650年3月22日までです。

現在の元号は1979年に制定された元号法によって成り立っています。

これはたった2項の法律で具体的な制定手続きも、

元号が満たすべき条件のようなものも規定されていません。

その2項というのが、

元号は政令で決める

元号は皇位の継承があった場合にのみ改める(一世一元の制)

の二つです。

しかし大昔は天皇即位による改元ではなく、

天変、地震による改元が多く、中には彗星の出現による改元

なんてものもたびたびおこなわれていたようです。

大地震や災害で元号が変わっていた・・・ということですね。

現在は一世一元の制によって天皇ひとりにひとつの元号、

と定められ、天皇の交代によって元号が変わります。

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誰が考えて、誰が決めるの?

昭和から平成に変わった時の事をご存知のかたは

なんとなくご存知かと思われますが

昭和から平成に変わるときは

昭和天皇が崩御した1989年1月7日午後、

「元号に関する懇談会」(8人の有識者で構成)と

衆参両院正副議長に3つの候補を示し、意見を聴き

臨時閣議で正式に決定し、14時36分内閣官房長官の

小渕恵三が記者会見で発表しました。

元号は有識者の会議によって案が出され、練られ、決定します。

有識者とは各界を代表する学識経験者や実務経験者を指します。

決定材料としては

元号にふさわしいか

漢字2文字であること

憶えやすく、読みやすいか

過去最近の年号をイニシャルが被らないか

これまでに元号または送り仮名として用いられたものでないこと

俗用されているものでないこと

が挙げられます。

なかなか、厳しい条件ですよね。

すっかり馴染んだ平成が変わってしまうかもしれないという報道があり

元号について考える方も多いのではないでしょうか。

実際のところ改正されるのかは天皇のみぞ知る、ですけどね。

次の年号は?

現天皇の生前退位の報道があってから

会社や学校、ネットや番組で次の年号は何だと思う?

といった会話が増えたかと思われます。

実際に大喜利大会のようにネット上では

次の年号を予想している模様です。

今ネット上で予想されているのは

大きな震災が立て続けに起こっている日本を

明るく前向きにするために

安久、安明、などが噂されています。

西暦と元号がややこしくて何年かわからなくなる!

なんてしばしばありますよね。

そろそろ元号制度を廃止してはどうか、という声もありますが

現在世界で元号を使っているのは日本のみ。

そう聞くと廃止してはもったいない気がしますよね。

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