赤ちゃんは毎日、たくさんの尿をおむつに出してくれますよね。
ただ、これを処理する際にどうしても気になってしまうポイントの1つが、尿の色です。
時々オレンジやピンクなどの色が付いていることがあり、「おしっこって薄い黄色が正常だよね?」と不安になってしまいますよね。
では、どうしてこのような状態になるのでしょうか?
赤ちゃんの尿の色とは?
赤ちゃんの様の色は、基本的には薄い黄色が多いですね。
大人の場合でも薄い黄色が大半ですが、時々、口にしたものや体調の変化により、濃い黄色になってしまうこともあります。
ですが大人はトイレで用を足すので、あまり色の変化に気付かないことが多いですよね。
その点、赤ちゃんはおむつにおしっこをするので、どうしても目についてしまい、不安になるものです。
普段通りの薄い黄色ではない場合には、「何かの病気かもしれない」と疑ってしまいますね。
基本的には、このような現象が起こるのは、汗をたくさんかいた時などに尿が凝縮されて濃い色になったためと考えられます。
そのため、むやみに心配する必要はないということですね。
赤ちゃんの尿がオレンジ色!?
赤ちゃんの尿があまりにも鮮やかなオレンジ色をしていることがあります。
血尿などではないか、という不安が出てきてしまいますが、これは尿の中に含まれるウロビリノーゲンという成分が酸化した結果、起こるものですので、心配ありません。
普通、大人ならトイレですぐに流れてしまうので、尿が空気に触れて酸化するということはありませんね。
ですが赤ちゃんの場合は、おむつを交換するまでの間で空気に触れ、このような変化が起こってしまうのです。
体調に異常がある、ということではないので安心してください。
赤ちゃんの尿がピンク色なのは血尿?
血尿、というと大変な病気の印象があり、「赤ちゃんにそんなことがあっては大変!」と慌ててしまいますね。
おむつにしみこんだ尿がピンク色をしている時、血尿ではないのかと疑ってしまう方も多いでしょう。
ですが、これは基本的には摂取した食べ物、飲み物による影響が大きく、血尿ではない可能性が高いと言えます。
あるいは、これも酸化による色の変化、ということが考えられますね。
何らかの病気による血尿の場合は、おむつがピンク色になるようなことは無く、肉眼では確認できない潜血として症状が起こります。
また、肉眼で確認できるほどの血尿の場合には、黒みがかった色になるので、ピンク色ということはありません。
これらの点から、オレンジ色やピンク色の赤ちゃんの尿は、特に心配するものではないことが分かります。
ただし、水分が不足している可能性が考えられますので、しっかり水分を摂取し、変色する前にこまめにおむつ交換をしてあげることを心がけましょう。
それから、もしあまりにも長期間、繰り返しこのような症状が起こる場合には、かかりつけの小児科医に相談してみると良いでしょう。
小さな不安でも、医師に相談することで解消され、育児がスムーズになりますね。
自己判断せず、おむつを持参して状態を確認してもらいましょう。
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